Googleドライブは、写真を元の画質のまま保管し、決まった相手と使い続ける共有に向いています。
一方で、アカウントを持たない人や大勢の参加者から写真を集める場面では、フォルダの操作が負担になるため、提出用のURLと使い分けると進めやすくなります。
相手に写真を追加してもらうには、編集者の権限とGoogleアカウントでのログインがいります。
記事のポイント
- Googleドライブは写真を元の画質で保管し、決まった相手と使い続けるのに向く
- 共有は「一般的なアクセス」と「ロール」の組み合わせで決まる
- 写真を追加してもらうには、編集者の権限とGoogleアカウントでのログインがいる
- 大勢から集めるなら、相手がフォルダを操作しなくて済む提出用のURLと使い分ける
Googleドライブの写真共有が向いている場面
Googleドライブは、写真に限らずさまざまなファイルを保管するための場所です。
写真を見せ合うことより、保管して一緒に使うことに向いています。
元の画質のまま保管できる
Googleドライブにアップロードした写真は、自動で縮められることなく元のファイルのまま保存されます。
印刷や編集に使う写真を渡したいときも、画質を気にせず預けられます。
無料の個人アカウントの保存容量は最大15GBで、GmailやGoogleフォトと合わせて使う仕組みです(出典:Google ドライブ ヘルプ)。
決まった相手と長く使える
フォルダを家族や仕事の関係者と共有しておけば、あとから追加した写真も同じフォルダで見られます。
写真を眺めて楽しむことが目的なら、アルバムの形で並ぶGoogleフォトのほうが扱いやすい場合もあります。
2つのサービスの違いは、Googleフォトで写真共有する方法で説明しています。
Googleドライブで写真を共有する手順
共有の手順は、パソコンとスマートフォンで操作する場所が少し違います。
写真が何枚もあるときは、1枚ずつではなくフォルダにまとめてから共有すると、相手も探しやすくなります。
パソコンで共有する
- Googleドライブを開き、「新規」から写真やフォルダをアップロードする
- 共有したいフォルダを右クリックし、「共有」を選ぶ
- 相手のメールアドレスを入力し、閲覧者や編集者などのロールを選ぶ
- 「送信」を押す
パソコンでは、写真をブラウザの画面へドラッグしてまとめてアップロードすることもできます。
スマートフォンで共有する
- Googleドライブのアプリを開き、「+」からアップロードを選んで写真を選ぶ
- 共有したいフォルダの横にあるその他のアイコンから「共有」を選ぶ
- 相手のメールアドレスとロールを選び、送信する
iPhoneでは、アプリに写真へのアクセスを許可していないと、アップロードする写真を選べません。
公開範囲と権限の決め方
Googleドライブの共有は、誰が開けるかを決める「一般的なアクセス」と、開いた人が何をできるかを決める「ロール」の組み合わせで決まります。
一般的なアクセスは2種類
「制限付き」にすると、メールアドレスで追加した人だけが開けます。
「リンクを知っている全員」にすると、URLを知っていれば、Googleアカウントにログインしていない人も開けます。
URLが転送されると知らない人にも見られるため、家族写真や顧客の写真は制限付きを基本にします。
ロールは3種類から選ぶ
相手に何をしてほしいかで、ロールを選びます。
| ロール | できること | 向いている使い方 |
|---|---|---|
| 閲覧者 | 写真を見る、ダウンロードする | 写真を渡すだけのとき |
| 閲覧者(コメント可) | 見ることに加えてコメントを付ける | 使う写真を選んでもらうとき |
| 編集者 | 写真の追加、移動、削除 | 一緒に整理する相手 |
写真を渡すだけなら、閲覧者で足ります。
フォルダの権限は中の写真にも引き継がれるため、見せたくない写真がある場合は別のフォルダに分けておきます。
閲覧者にダウンロードさせたくない場合は、共有の設定からダウンロードや印刷の項目を出さないようにもできます。
相手に写真を追加してもらうときの注意点
Googleドライブのフォルダは、相手に写真を入れてもらう使い方もできますが、次の条件があります。
- 相手を編集者にする必要がある
- 写真を追加するには、相手がGoogleアカウントにログインしている必要がある
- 編集者は、ほかの人が入れた写真も移動したり削除したりできる
また、追加された写真のオーナーは、その写真をアップロードした人になります。
家族や同僚のようにアカウントを持っていて操作に慣れた相手なら困りにくいものの、初めて会う参加者や顧客に頼むと、ログインやフォルダの操作でつまずく人が出ます。
相手が追加した写真は相手の保存容量を使う
同じ共有フォルダに入っていても、写真が誰の容量を使い、いつまで残るかは、写真ごとのオーナーで決まります。
家族や同僚に写真を入れてもらうなら、誰の容量が減り、誰が消すと見られなくなるかを先に知っておくと、あとから写真が見られなくなるのを防げます。
容量が減るのはアップロードした人
Googleの保存容量にカウントされるのは、自分がオーナーになっているファイルだけです。
Googleドライブにアップロードしたファイルはアップロードした人がオーナーになるため、相手が入れた写真は相手の容量を使い、フォルダを作った人の容量は減りません。
保存容量の上限に達したアカウントでは、ドライブへのアップロードができなくなります。
相手から写真が入らないと言われたら、フォルダの権限より先に、相手のアカウントの空き容量を確かめてもらいます。
オーナーが完全に削除すると共有先からも見られなくなる
ファイルのオーナーが完全に削除すると、共有されていた人はそのファイルにアクセスできなくなります。
ゴミ箱に移しただけの間は見られますが、相手が自分の容量を空けようとして写真を完全に削除すると、共有フォルダの写真も見られなくなります。
一方で、オーナーではない編集者が共有フォルダから写真を削除した場合、その写真はオーナーのマイドライブに移ります。
長く残したい写真は自分のものにしておく
記念の写真のように手元に残したいものは、次のどちらかで自分の写真にしておきます。
- 写真をダウンロードして、自分の端末や自分のドライブに保存し直す
- 相手にオーナー権限を譲ってもらう
オーナー権限の譲渡は、個人のGoogleアカウント同士なら、譲られる側が承認したときに成立します。
個人のアカウントから仕事用や学校用のアカウントへは譲渡できないため、その場合はダウンロードして保存し直します。
画質と位置情報で気をつけること
元の画質で保管できる反面、受け取る側の見方や、写真に残る情報には注意がいります。
元の画質で受け取るにはダウンロードする
共有された写真をブラウザやアプリで開いたときは、表示を軽くするために画質が落ちて見えることがあります。
保存されているのは元のファイルなので、ダウンロードすれば元の画質で受け取れます。
フォルダごとダウンロードするとZIPファイルにまとめられ、容量が大きいと複数のファイルに分かれることがあります。
どの段階で画質が落ちるかは、写真共有を高画質で行う方法で整理しています。
ダウンロードした写真は、クラウドとは別に手元の外付けSSDにも残しておくと安心です。
\ 元の写真を手元にも残す /
位置情報はそのまま残る
Googleドライブは写真をそのまま保存するため、撮影した場所の情報も写真に残ったまま相手に届きます。
リンクを知っている全員に公開する写真や、自宅で撮った写真は、位置情報を外してからアップロードします。
ほかの共有方法も含めた注意点は、写真共有を安全に行う方法でまとめています。
相手が写真を開けないときの確認点
共有したのに相手の画面に「アクセス権が必要です」と出る場合は、次の3つのどれかが原因のことが多くあります。
- 一般的なアクセスが「制限付き」のまま、URLだけを送っている
- 追加したメールアドレスが間違っている
- 相手が、共有されたのとは別のGoogleアカウントでログインしている
URLだけで見せたい場合は一般的なアクセスを変えるか、相手のメールアドレスを追加し直します。
相手が複数のアカウントを使っているときは、画面右上のアイコンから共有されたアカウントに切り替えてもらいます。
相手が「アクセスをリクエスト」を押すとオーナーに通知が届き、承認すれば開けるようになります。

大勢から写真を集めるなら提出用のURLと使い分ける
Googleドライブは保管と共同利用に向いていますが、写真を集める窓口としては、相手に求める操作が多くなります。
イベントの参加者や顧客から写真を集める場合、相手はGoogleアカウントでログインし、フォルダを開いて写真を入れる必要があります。
編集者の権限を渡すため、ほかの人の写真を誤って動かされるおそれもあります。
集めることが目的なら、相手がURLを開いて写真を選ぶだけで送れる提出用のURLのほうが、相手の手間が少なく済みます。
集めた写真をあとからGoogleドライブに移して保管すれば、それぞれの得意な部分を組み合わせられます。

OmoiBoxでは、案件ごとに受け取り用のURLとパスコードを発行でき、相手は登録もアプリもなしで写真を提出できます。
届いた写真は案件ごとにまとまるため、Googleドライブへ移すときも整理しやすくなります。
\ フォルダを開かせずに集める /
※写真の回収は無料プランから試せます
Googleドライブの写真共有についてよくある質問
Googleアカウントを持っていない人にも写真を見せられますか?
一般的なアクセスを「リンクを知っている全員」にすれば、ログインしていない人も見られます。
ただし、写真を追加してもらうにはGoogleアカウントでのログインが必要です。
共有をやめるにはどうすればいいですか?
共有の設定を開き、相手をアクセスできるユーザーから外すか、一般的なアクセスを「制限付き」に戻します。
相手がすでにダウンロードした写真は、手元に残る点に注意します。
共有に期限を付けられますか?
条件を満たした仕事用や学校用のアカウントでは、アクセスの有効期限を設定できます。
個人のアカウントで使う場合は、共有が済んだら自分で共有を解除します。
無料で何枚まで共有できますか?
枚数ではなく、アカウントの保存容量で上限が決まります。
無料の容量はGmailやGoogleフォトと合わせた量なので、写真を多く置く場合は空き容量を先に確かめます。
スマートフォンの写真を自動でGoogleドライブに保存できますか?
写真の自動バックアップはGoogleフォトの機能です。
Googleドライブのアプリでは、共有したい写真を選んでアップロードする使い方になります。
Googleドライブで写真共有する方法のまとめ
Googleドライブは、写真を元の画質のまま保管し、決まった相手と使い続ける共有に向いています。
共有するときは、一般的なアクセスを制限付きにし、渡すだけなら閲覧者、一緒に整理するなら編集者を選びます。
相手が開けないときは、公開範囲、メールアドレス、ログイン中のアカウントの3つを確かめます。
アカウントを持たない人や大勢の参加者から写真を集めるなら、提出用のURLで集めてからGoogleドライブで保管すると、相手の負担を減らせます。
Googleドライブの仕様や保存容量は変わることがあるため、使う前に公式のヘルプで確認してください。


