スマホでオンラインストレージを使うなら、端末と同じ会社のサービスのアプリを入れ、写真の自動バックアップ、ファイルの保存と閲覧、共有リンクの発行までをアプリで行う流れが手軽です。
ただし、モバイル通信の量や電池、同期による削除の反映など、スマホならではの注意点もあります。
写真の自動バックアップは、Wi-Fiにつながっているときだけ行う設定にしておきます。
記事のポイント
- iPhoneはiCloud、AndroidはGoogleのサービスから始めると設定が少ない
- 写真の自動バックアップは、Wi-Fiのときだけ行う設定にしておく
- iPhoneは「ファイル」アプリでほかのクラウドもまとめて扱える
- 同期中の写真をスマホで消すと、クラウドからも消える点に注意する
スマホで使うオンラインストレージを決める
スマホで使うなら、まずは端末と同じ会社のサービスから考えると、設定の手間がほとんどかかりません。
表では、スマホでよく使われるサービスの無料の容量と特徴を見比べてください。
| サービス | 無料の容量 | スマホで使うときの特徴(2026年10月時点) |
|---|---|---|
| iCloud | 5GB | iPhoneに組み込まれていて、写真やバックアップを自動で保存できる |
| Google ドライブ・フォト | 最大15GB | Androidに組み込まれていて、iPhoneでもアプリで使える |
| OneDrive | 5GB | 写真の自動アップロードがあり、パソコンのWindowsとつなぎやすい |
| Dropbox | 2GB | 無料のBasicは一度にログインできる端末が3台まで |
iPhoneで写真が多くなったら、iCloud+の50GBが月額180円、200GBが月額540円(2026年10月時点)のように、必要な分だけ容量を増やせます。
写真をたくさん残したいAmazonプライム会員なら、写真を容量の制限なしに保存できるAmazon Photosのアプリを足す方法もあります。
サービスごとの違いや選び方は、オンラインストレージの比較で詳しく説明しています。
写真を自動でバックアップする設定
スマホでオンラインストレージを使う大きな目的は、撮った写真を自動でクラウドに保存しておくことです。
サービスごとの設定のしかたは、次のとおりです。
iPhoneはiCloud写真をオンにする
iPhoneは、「設定」でユーザ名から「iCloud」の「写真」を開き、「このiPhoneを同期」をオンにすると、写真がiCloudに保存されます。
ストレージを最適化する設定を選ぶと、元の写真はiCloudに置き、iPhoneには容量の小さい版だけを残して本体の容量を空けられます。
iCloud写真はiOSに組み込まれているため、ほかのアプリより安定して裏で保存が進みます。
Googleフォトはバックアップをオンにする
Googleフォトのアプリでは、プロフィールの画像から設定を開き、「バックアップ」をオンにします。
Androidでは「モバイルデータ通信の使用量」の項目で、モバイル通信のときに保存するかどうかを決められます。
iPhoneでGoogleフォトを使う場合は、アプリを開いているときのほうが保存が進みやすいことがあるため、充電中にアプリを開いておくと早く終わります。
DropboxとOneDriveはカメラのアップロードを使う
Dropboxは「カメラアップロード」、OneDriveは設定の「カメラ アップロード」をオンにすると、撮った写真が自動で保存されます。
Dropboxは「モバイルデータを使用してバックアップする」、OneDriveは「携帯データ ネットワークを使用してアップロード」をオフにすると、Wi-Fiのときだけ保存されます。
OneDriveのカメラのアップロードは、一度に1つのアカウントでしか使えない点も覚えておきます。

スマホでファイルを保存して開く
写真だけでなく、PDFや書類などのファイルもオンラインストレージに置いておくと、スマホとパソコンのどちらからでも開けます。
iPhoneは「ファイル」アプリにまとめる
iPhoneの「ファイル」アプリには、iCloud Driveのほか、GoogleドライブやDropbox、OneDriveなどを追加して、まとめて扱えます。
- 先に使いたいサービスのアプリを入れて、ログインしておく
- 「ファイル」アプリで「ブラウズ」を開き、詳細ボタンから「編集」を選ぶ
- 使いたいサービスをオンにして「完了」を押す
これで、メールやメッセージで受け取ったファイルも、「ファイル」に保存する画面から好きなクラウドを選んで保存できます。
Androidはアプリからアップロードする
Androidでは、Googleドライブのアプリを開き、追加のボタンからアップロードを選ぶと、スマホの中のファイルを保存できます。
「Files by Google」のようなファイル管理のアプリから、ほかのアプリに共有する形でクラウドへ送ることもできます。
電波の届かない場所で見たいファイルは、各アプリでオフラインでも使える設定にしておくと安心です。
スマホから共有リンクを送る
オンラインストレージに置いたファイルは、スマホのアプリからも共有リンクを作って、LINEやメールで送れます。
共有するときは、相手のアカウントを指定して招待する方法と、リンクを知っている人なら誰でも開ける方法のどちらかを選びます。
個人の写真や書類は、相手を指定して招待し、権限は閲覧だけにしておくと安心です。
サービスごとの共有リンクの出し方と権限の決め方は、オンラインストレージで共有する方法で説明しています。
スマホで使うときの注意点
スマホでオンラインストレージを使うときは、次の点に気をつけます。
- 同期中の写真をスマホで消すと、クラウドやほかの端末からも消える
- モバイル通信で保存すると、通信量が大きく増えることがある
- iPhoneの低電力モード中は、iCloud写真の同期が一時的に止まる
- アカウントを乗っ取られないよう、2段階認証をオンにしておく
特に同期の仕組みは誤解しやすく、容量を空けようとスマホの写真を消して、クラウドの写真まで失うことがあります。
消す前には、パソコンや外付けのストレージなど、同期していない場所にも控えを取っておきます。

スマホに直接差して写真の控えを取れるUSBメモリーがあると、パソコンがなくても控えを作れます。
\ スマホから直接控えを /
人から写真を受け取るならアカウント不要の方法も
旅行や行事のあとに、友人や家族からスマホで写真を集めたい場合、オンラインストレージの共有フォルダに入れてもらうと、相手にもアカウントやアプリが必要になることがあります。
受け取るだけなら、相手にアカウントを求めない提出用のURLを使うと、スマホに慣れていない人からも集めやすくなります。
OmoiBoxでは、URLとパスコードを伝えるだけで、相手は会員登録もアプリもなしにスマホのブラウザから写真を提出できます。
集まった写真はZIPでまとめてダウンロードできるため、受け取ったあとで自分のオンラインストレージに保存し直せます。
\ 相手の登録はいらない /
※無料プランのまま写真を集められます
スマホでオンラインストレージを使うときのよくある質問
iPhoneとAndroidの両方で同じストレージを使えますか?
GoogleドライブやDropbox、OneDriveは、どちらの端末にもアプリがあるため使えます。
iCloudはAndroidのアプリがないため、家族の端末が混ざっているなら共有にはほかのサービスを使います。
写真の自動バックアップが進まないのはなぜですか?
Wi-Fiにつながっていない、低電力モードになっている、クラウドの容量が足りないといった原因が多いです。
充電しながらWi-Fiにつなぎ、アプリを開いたままにして様子を見ます。
iPhoneの写真がパソコンで開けないのはなぜですか?
iPhoneの写真はHEICという形式で保存されていて、パソコン側が対応していないことがあります。
「設定」の「カメラ」の「フォーマット」を「互換性優先」にすると、これから撮る写真はJPEGで保存されます。
機種変更のときもオンラインストレージは役に立ちますか?
新しいスマホで同じアカウントにログインすれば、保存した写真やファイルをそのまま見られます。
古いスマホを手放すときは、写真を個別に消さず、端末ごと初期化してから渡します。
オンラインストレージをスマホで使う方法のまとめ
スマホでオンラインストレージを使うなら、iPhoneはiCloud、AndroidはGoogleのサービスから始めると手間がかかりません。
写真の自動バックアップは、Wi-Fiのときだけ行う設定にして、通信量を抑えます。
iPhoneは「ファイル」アプリにほかのクラウドを追加すると、ファイルの保存先をまとめて扱えます。
共有するときは相手を指定して招待し、権限は閲覧だけを基本にします。
同期中の写真をスマホで消すとクラウドからも消えるため、別の場所にも控えを取っておきます。
料金や設定の画面は変わることがあるため、使う前に各サービスの公式ページで確認してください。


