Googleフォトで写真を共有する方法には、会話、共有アルバム、パートナー共有の3通りがあります。
分かれ目は「自分の写真を渡すのか、相手の写真を集めるのか」です。
相手が写真を追加するにはGoogleアカウントが必要で、参加者を外してもリンクが有効なままならURLを知っている人は見られます。
記事のポイント
- 会話・共有アルバム・パートナー共有の3つは、渡す相手の数と自動化の有無で使い分ける
- 相手が写真を追加するにはGoogleアカウントが必要になる
- アルバムに入れた人は、さらに別の人を招待できる
- 参加者を外してもリンクが有効なままなら、URLを知っている人は見られる
Googleフォトの共有は3つあり目的が違う
Googleフォトの共有機能は3種類あり、それぞれ想定している場面が違います。
次の表は、相手の人数と自動化の有無で並べたものです。
| 共有のしかた | 向いている相手 | 特徴 |
|---|---|---|
| 会話で送る | 特定の1人か数人 | やり取りしながら渡せる |
| 共有アルバム | 人数を決めない全員 | 相手も写真を追加できる |
| パートナー共有 | ただ1人だけ | 撮った写真が自動で届く |
どれを選ぶかは、相手が何人いるかと、毎回操作したいかどうかで決まります。
なお、同じGoogleのサービスでもGoogleドライブはファイル全般を扱う場所で、写真の並べ方や顔での絞り込みはGoogleフォト側の機能です。
会話で送るのは特定の相手に渡すとき
相手がGoogleアカウントを持っていれば、名前やメールアドレスを指定して直接送れます。
相手がGoogleアカウントを持っていない場合は、リンクを送る形になります。
1つの会話に追加できる写真は2万枚までと案内されています。
共有アルバムは複数人でやり取りするとき
アルバムを作り、参加者を指定するかリンクを配って共有します。
閲覧する人は、自分の写真や動画、コメントを追加できます。
旅行や行事のように、複数の人が撮った写真をまとめたい場面で使います。
パートナー共有は1人とずっと共有するとき
相手を1人だけ指定すると、バックアップした写真がその時点で自動的に相手へ届きます。
毎回選んで送る操作がなくなるため、家族と常時つないでおく使い方に向いています。
家族での写真の残し方をまとめて考えたい場合は、家族の写真共有方法を比較した記事も参考になります。
渡すのか集めるのかで選び方が変わる
3つの違いは機能の差ではなく、写真が動く向きの差です。
自分から出すのか、相手から受け取るのかで分けると迷いません。
渡すだけなら会話かリンクで足ります
自分が撮った写真を見せたいだけなら、会話で送るかリンクを渡せば終わります。
この場合、相手はGoogleアカウントを持っていなくてもブラウザで開けます。
相手にしてほしいことが「見る」だけなら、これ以上の準備はいりません。
集めるならアルバムだが相手に条件が付きます
参加者の写真を1か所に集めたい場合は、共有アルバムを使います。
ただし、写真を追加する側にはGoogleアカウントが必要です。
見るだけならアカウントがなくてもできるので、「開けるのに入れられない」という状態が起こります。
相手が普段Googleを使っていない場合、ここで止まることが多くなります。

共有アルバムで見えすぎるところ
共有アルバムは便利ですが、公開範囲が広がりやすい作りになっています。
配る前に、次の3つを知っておいてください。
参加した人は別の人を招待できます
アルバムにアクセスできる人は誰でも、ほかのユーザーをアルバムへ追加できると案内されています(出典:Google フォト ヘルプ)。
つまり、自分が招待した相手から先は、自分の手を離れて広がります。
通知をオンにしていれば、新しい人が追加されたときに知らせが届きます。
相手が追加できないようにするには、オプションで共同編集をオフにします。
参加者を外してもリンクは生きています
アルバムから特定の人を削除しても、リンクの共有が有効なままなら、そのURLを知っている人は引き続き見られます。
見せたくない相手ができたときは、参加者を外すだけでは足りません。
リンクの共有をいったんオフにして、再びオンにするとURLが作り直され、古いリンクは使えなくなります。
リンクの共有を変えられるのはアルバムを作った本人だけです。
非公開に戻すとコメントも消えます
アルバムを完全に非公開にするには、共同編集者を全員削除してリンクの共有をオフにします。
このとき、それまでのコメントはすべて削除されます。
また、参加者を1人削除すると、その人が追加した写真とコメントも一緒に消えます。
行事のあとに整理するときは、消える範囲を先に確かめてから操作してください。
整理の前に残したい写真をポータブルSSDへ保存しておくと、参加者を外したあとも手元に残せます。
\ 整理の前に保存しておく /

パートナー共有は1人とだけつなぐ仕組み
3つのうち、いちばん手間がかからないのがパートナー共有です。
そのぶん、相手と範囲の決め方に条件があります。
指定できるのはGoogleアカウントを持つ1人だけ
招待できるのはGoogleアカウントを持っている人に限られます。
また、同時に複数の人とパートナー共有を使うことはできません。
相手を変えたい場合は、いまの共有を止めてから新しく設定し直します。
顔と日付で絞れますが取りこぼしがあります
共有する範囲は、全期間か特定の日付以降かを選べます。
さらに、特定の人が写っている写真だけに絞ることもできます。
ただし、この絞り込みには次の限界があると案内されています。
- 顔での判別は正確でないことがあり、選んだ人が写っていない写真も共有される場合がある
- 取り込んだ写真やカメラの時計がずれていた写真は、日付で絞っても期間外のものが共有される場合がある
見せたくない写真がある場合は、この自動共有に頼りきらないほうが安全です。
共有が続いている間は自分の容量を使いません
パートナー共有で届いた写真を自分のアカウントへ保存しても、相手が共有を続けている間は自分のストレージ容量は使われないと案内されています。
相手が写真を削除すると、共有からもその写真は消えます。

ただし、削除される前に保存していた分は自分のライブラリに残ります。
共有した写真の撮影場所は相手に見えることがある
Googleフォトで写真を共有すると、カメラが記録した撮影場所が相手に表示されることがあります。
自宅や子どもの学校の近くで撮った写真を渡す前に、共有のしかたごとの設定を確かめておくと安心です。
撮影場所が見えるかどうかの分かれ目
Googleフォトのヘルプでは、撮影場所の扱いが次のように案内されています。
- カメラが記録した撮影場所は、Googleフォトで共有すると相手に表示される
- Googleフォトが推定した撮影場所は、共有しても相手に表示されない
- 会話で送るときは、撮影場所の共有は初期設定でオフになっている
- 2021年8月18日より前に始めた会話は、オフにしていなければ表示される
- パートナー共有では、共有するすべての写真に撮影場所の情報が含まれる
パートナー共有で撮影場所を共有したくない場合は、相手をいったん削除してから招待し直すよう案内されています。
共有アルバムで撮影場所を止める手順
パソコンのブラウザでは、共有アルバムごとに次の順番で切り替えます。
- photos.google.comで共有アルバムを開く
- 上部の共有アイコンを押す
- 「アルバムのオプション」を開く
- 「写真の撮影場所を共有する」をオフにして「完了」を押す
設定をオフにしても、写真に写った建物や景色から場所を推測されることはあるため、写っているものも見てから選んでください。
写真をダウンロードしてメールで送るなど、Googleフォトの外で渡すときはこの設定が効かないため、送る前に端末側で撮影場所の情報を確かめます。
用途に合わせて選ぶときの決め方
ここまでを踏まえると、選び方は2つの質問で決まります。
相手の人数と、相手のアカウントの有無です。
相手が1人で、ずっと共有するならパートナー共有
家族のように相手が固定で、毎回の操作をなくしたい場合に向いています。
逆に、一時的に見せたいだけなら重すぎる方法です。
その場合は会話で送るほうが後始末も簡単に済みます。
集める相手にアカウントがないなら別の手段にする
行事の参加者から写真を集める場面では、全員がGoogleアカウントを持っているとは限りません。
アカウントを作ってもらうところから始めると、そこで送るのをやめる人が出ます。
URLを配って写真を集める方法そのものは、写真共有をURLで行う方法をまとめた記事で扱っています。
OmoiBoxでは、受け取り用のページを1つ作り、そのURLを配るだけで写真が集まります。
受け取り口は用途ごとに分けられるので、行事ごとに写真が混ざりません。
\ 登録なしで集める /
※受け取り口は1つから作れます
Googleフォトの共有についてよくある質問
共有アルバムを開くと相手に自分の名前は分かりますか?
参加するとアカウントの名前が表示されます。
コメントや写真の追加をすれば、それも誰が行ったか分かる形で残ります。
名前を出したくない場合は、参加せずリンクで閲覧するだけにとどめてください。
QRコードでアルバムを配れますか?
配れます。
共有アルバムのリンクは、アルバムごとのQRコードでも共有できると案内されています。
ただし読み取った人が写真を追加する場合は、やはりGoogleアカウントが必要です。
共有した写真を後から編集すると相手にも反映されますか?
相手がすでに自分のアカウントへ保存していた場合は反映されません。
保存した時点のものが相手側に残る形になります。
直したい場合は、編集後のものをもう一度共有し直してください。
共有したはずのアルバムが相手に表示されません。
相手がログインしているアカウントが招待先と違っている場合があります。
共有されたアルバムは通常の写真一覧には混ざらず、アルバムの中の共有の項目に入ります。
それでも見つからない場合は、リンクを別の方法で送り直すほうが早く解決します。
パートナー共有をやめると相手の写真は消えますか?
お互いに新しい写真は届かなくなります。
ただし、すでに自分のアカウントへ保存していた写真は残ります。
共有はいつでも設定し直せます。
Googleフォトの共有の選び方のまとめ
Googleフォトの共有は、会話・共有アルバム・パートナー共有の3つに分かれます。
選ぶ基準は機能の多さではなく、写真が自分から出るのか、相手から入ってくるのかです。
渡すだけなら会話かリンクで足り、相手はアカウントがなくても見られます。
集める場合は共有アルバムになりますが、追加する側にGoogleアカウントが必要です。
アルバムに入った人はさらに別の人を招待できるため、範囲は思ったより広がります。
参加者を外してもリンクが有効なままなら見られるので、止めたいときはリンクの共有をオフにしてください。
相手が1人で固定ならパートナー共有が手間なく続けられますが、指定できるのは1人だけです。
機能や条件は変わることがあるため、設定の前に公式ページで最新の内容を確認してください。


