受け取った写真が粗くなるのは、撮った人の腕やカメラのせいではなく、途中で通った場所で作り直されるためです。
どの手段を選ぶかで、画質が残るかどうかは送る前に決まっています。
ファイルとして送る経路なら中身は作り直されず、作り直されると撮影日時などの情報も一緒に失われることがあります。
記事のポイント
- 画質が落ちるのは撮り方ではなく、途中で通った場所で作り直されるため
- クラウドは設定によって、そのまま残す画質と縮める画質の2通りがある
- ファイルとして送る経路なら中身が作り直されない
- 作り直されると、撮影日時などの情報も一緒に失われることがある
画質が落ちるのは送る前ではなく通り道
同じ写真を送っても、相手に届いたときの見え方が変わることがあります。
その分かれ目は、どこを通ったかにあります。
撮った写真そのものは変わっていません
スマートフォンの中に残っている元の写真は、送っても変化しません。
相手に届いたものだけが、別のサイズに作り直されています。
そのため、送ったあとで気づいても、送り直す以外に直す方法はありません。
通り道で作り直される仕組みになっている
写真を預かる側は、通信量と保管する場所を抑える必要があります。
そのため、受け取った写真を決まったサイズまで縮めて保存する仕組みを持っています。
画面で見るぶんには気づきませんが、引き伸ばしたり印刷したりすると差が出ます。
つまり、画質を守るには縮めない通り道を選ぶことが先になります。

手段ごとにどこで落ちるかを並べる
通り道は大きく4つに分かれます。
次の表は、画質と元のデータがどう扱われるかを並べたものです。
| 通り道 | 画質 | 元のデータ |
|---|---|---|
| メッセージアプリのトーク | 作り直される | 一部が失われることがある |
| クラウドの元の画質 | 変わらない | そのまま残る |
| クラウドの節約する画質 | 決まったサイズまで縮む | 一部が失われることがある |
| ファイルとして送る | 変わらない | そのまま残る |
同じサービスでも、設定によって上下2つの行を行き来します。
自分がどちらで使っているかは、確認しないと分かりません。
メッセージアプリは通り道で作り直される
トークに送った写真は、送信の途中で縮めた状態に置き換わります。
アプリによっては、送るときの画質を設定で変えられる場合があります。
ただし、その設定は相手ではなく自分の端末側にあるため、気づかないまま使い続けることになりがちです。
枚数と画質の両方で頭打ちになる理由は、LINEで写真共有する方法をまとめた記事で整理しています。
クラウドは設定しだいで結果が変わる
クラウドに預ける場合、画質の扱いは選んだ設定で決まります。
元の画質を選ぶと撮影時と同じ解像度で保存され、画質は変更されないと案内されています(出典:Google フォト ヘルプ)。
一方、保存容量を節約する画質を選ぶと決まった大きさまで縮小され、別の形式に変換される場合もあります。
大きく引き伸ばす予定があるなら、預ける時点で元の画質を選んでおく必要があります。
ファイルとして送れば中身は触られない
写真としてではなく、ファイルとして送る経路もあります。
この場合は中身を作り直さずに運ぶため、撮ったままの状態で相手に届きます。
枚数が多いときにまとめて渡せる点も、この経路の利点です。
会って渡せる相手なら、スマートフォンに挿せるUSBメモリに元の写真を移して渡す方法も手軽です。
\ 元のファイルのまま手渡す /
渡す側と集める側で選び方が変わる点は、Googleフォトで写真共有する方法をまとめた記事でも触れています。
失われるのは画質だけではない
作り直されるとき、一緒に消えるものがあります。
写真に付いている見えない情報です。
撮影日時や機種の情報が消えることがある
写真には、撮影した日時や使った機種の情報が記録されています。
この情報が残っていれば、届いた写真を撮った順に並べ直せます。
作り直される経路を通ると、こうした情報の一部が失われることがあります。
複数の人から集めた写真を時系列に並べたい場合は、ここが効いてきます。
消えたほうが安全な場合もある
写真には、撮影した場所の情報が入っていることがあります。
そのまま渡すと、自宅や立ち寄り先が相手に伝わります。
不特定の相手へ渡すときは、送る画面のオプションから位置情報を外してください。
画質を保ったまま位置情報だけを外せるので、両立はできます。

撮り直せない写真をどう渡すか
結婚式や記念日の写真は、あとから同じものを撮れません。
こうした写真ほど、最初の通り道で結果が決まります。
あとで使う予定があるなら先に決める
その場で見せるだけなら、縮む経路でも困りません。
一方、あとで印刷したり動画にしたりする予定があるなら、最初から縮まない経路にします。
いったん縮んだ写真は、あとから元に戻せません。
迷ったときは、使う予定が決まっていなくても縮まない側を選んでおくと、あとで印刷や拡大をしたくなっても困りません。
印刷まで考えているなら、自宅にフォトプリンターを1台置くと、届いた写真を元の画質のまま紙に残せます。
\ 縮めずにそのまま紙へ /
集める側が経路を決めてしまう
複数の人から写真をもらう場合、送る人それぞれが好きな手段を使うと画質がばらつきます。
「あとで送って」と伝えるだけでは、通り道は相手任せになります。
受け取り先を先に用意して、そこへ送ってもらう形にすれば経路を1本にそろえられます。

OmoiBoxでは、受け取り用のURLとパスコードを送るだけで写真を集められます。
送る人はアカウントを作る必要がなく、スマートフォンからそのまま提出できます。
\ ひとつの窓口に集める /
※同時に3件まで無料で使えます
写真共有と画質についてよくある質問
一度粗くなった写真を元に戻せますか?
戻せません。
縮められた時点で情報が減っているため、あとから足すことはできません。
元の写真を持っている人から、別の経路で送り直してもらう形になります。
画面で見るぶんに違いが分からないのですが問題ありますか?
スマートフォンの画面では差が出にくいのが普通です。
違いが出るのは、大きく引き伸ばしたときと印刷したときです。
使う予定がないなら、縮む経路でも実用上の問題はありません。
相手の端末で色が薄く見えるのはなぜですか?
画質ではなく、色の見え方の違いが原因のことがあります。
機種によって表示できる色の範囲が違うため、同じ写真でも印象が変わります。
この場合は送り方を変えても解決しないため、見る側の環境の差として扱います。
相手のパソコンで写真が開けないと言われたらどうしますか?
写真の保存形式が相手の環境に合っていない可能性があります。
iPhoneはカメラの設定で、汎用性の高い形式に切り替えられます。
仕事で渡す相手がいる場合は、先に開けるかどうかを確かめておくと安全です。
動画も同じように考えてよいですか?
考え方は同じですが、縮み方はより大きくなります。
動画は容量が写真より桁違いに大きいため、経路の制限を先に受けます。
長さや解像度の上限が決まっている経路もあるので、事前に確認してください。
写真共有で高画質を保つ選び方のまとめ
画質が落ちるのは撮り方ではなく、途中で通った場所で作り直されるためです。
手元の元データは変わらないので、直すには別の経路で送り直すしかありません。
メッセージアプリのトークは作り直される経路で、設定で変えられる場合もあります。
クラウドは設定しだいで、そのまま残すか決まった大きさまで縮めるかが分かれます。
ファイルとして送る経路なら、中身を触らずに運べます。
作り直されると、撮影日時などの情報も一緒に失われることがあります。
結婚式や記念日のように撮り直せない写真は、集める側が受け取り先を先に決めて経路をそろえてください。
各サービスの条件は変わることがあるため、設定の前に公式ページで最新の内容を確認してください。


