オンラインストレージの料金は、月額だけでなく、容量あたりの単価、使う人数、1ファイルの上限、付いてくる機能まで含めて比べると判断しやすくなります。
写真や動画を相手から受け取るのが目的なら、大きな容量を契約するより、受け取る機能に絞ったサービスのほうが費用を抑えられる場合もあります。
料金は1TBあたりの単価に直して比べ、小さい容量のプランほど容量あたりの単価が高くなりやすい点も見ておきます。
記事のポイント
- 料金は月額だけでなく、1TBあたりの単価に直して比べる
- 小さい容量のプランほど、容量あたりの単価は高くなりやすい
- 法人向けは、人数で料金が増える型と容量で決まる型に分かれる
- 写真や動画を受け取るだけなら、必要な機能だけのサービスと総額を比べる
オンラインストレージの料金を比べる前に決めること
料金表を見る前に、何をどれだけ保存したいかを決めておくと、候補をすぐに絞れます。
決めておきたいのは次の4つです。
- 保存したいデータの量と、1年でどのくらい増えるか
- 使う人数と、家族や社外の人と共有するか
- 主に使う端末(iPhone、Android、パソコン)
- 写真や動画など、1つのファイルが大きいデータを扱うか
スマートフォンの写真のバックアップが目的なら、端末と同じ会社のサービスが設定しやすく、余計な費用もかかりにくいです。
仕事の書類を複数人で扱うなら、人数分の料金がかかる前提で比べる必要があります。
無料の範囲でどこまで使えるかは、無料オンラインストレージの比較で整理しています。
個人向けオンラインストレージの料金の目安
個人向けの有料プランは、50GBから2TBあたりの容量を月額数百円から2,000円ほどで使えるものが中心です。
表では、容量と月額をあわせて見比べてください。
| サービス | 容量 | 料金(2026年10月時点) |
|---|---|---|
| iCloud+ | 50GB | 月額180円 |
| Google One | 100GB | 月額290円(年額2,900円) |
| iCloud+ | 200GB | 月額540円 |
| Dropbox Plus | 2TB | 月払いで月額1,500円、年払いで月額1,200円 |
| iCloud+ | 2TB | 月額1,800円 |
| Microsoft 365 Personal | 1TB | 月額2,130円(年額21,300円) |
| Google One | 5TB | 月額2,900円(年額29,000円) |
iCloud+の日本の料金は、すべて税込みと案内されています(出典:Apple サポート)。
Microsoft 365 PersonalはWordやExcelなどのアプリの利用料が含まれるため、容量だけで比べると割高に見えます。
Officeのアプリを使うかどうかで、比べる相手を変えると判断を誤りにくくなります。
写真だけならAmazon Photosも候補になる
Amazonプライム会員は、Amazon Photosに写真を容量無制限で保存できます。
プライムの会費は月額600円か年額5,900円で、写真の保存のために追加の料金はかかりません。
ただし動画は無制限の対象外で、動画やほかのファイルに使えるのは5GBまでです。
写真はAmazon Photos、動画や書類は別のストレージと分けると、契約する容量を小さくできる場合があります。
買い切り型のプランもある
pCloudのように、月額ではなく1回の支払いで使い続けられる買い切り型のプランを用意しているサービスもあります。
pCloudの2TBの買い切りプランは、2026年10月時点の公式ページで499ドルと表示されています。
月額のプランを何年使えば買い切りの金額を超えるかを計算し、そのサービスを長く使い続けるつもりかどうかで判断します。
ドルで支払うサービスは、為替によって円での支払額が変わる点も考えておきます。
容量あたりの単価に直して比べる
月額だけを並べると、容量の小さいプランが安く見えますが、1TBあたりの単価に直すと順番が変わります。
単価は、月額を容量で割って計算します。
- 月額を確かめる(年払いなら12で割る)
- 容量をTBにそろえる(100GBなら0.1TB)
- 月額をTBの数で割る
たとえばGoogle Oneの100GBは月額290円なので、1TBあたりに直すと2,900円です。
iCloud+の2TBは月額1,800円なので1TBあたり900円、Dropbox Plusを年払いにすると1TBあたり600円になります。
小さい容量のプランは単価が高い代わりに、毎月の支払いは少なく済みます。

今のデータ量が少ないなら小さいプランから始め、足りなくなったら上げるほうが、使わない容量に払い続けるより無駄が少なくなります。
法人向けは人数で増える型と容量で決まる型がある
法人向けのオンラインストレージは、料金の決まり方が大きく2つに分かれます。
人数で料金が増える型
Google WorkspaceやMicrosoft 365、Box、Dropboxの法人向けプランは、1人あたりの月額に人数をかけた金額を払います。
| サービス | 1人あたりの月額(2026年10月時点) | 容量 |
|---|---|---|
| Google Workspace Business Starter | 800円(税別) | 1人あたり30GBを組織で共有 |
| Google Workspace Business Standard | 1,600円(税別) | 1人あたり2TBを組織で共有 |
| Microsoft 365 Business Basic | 1,049円(税抜・年払い) | 1人あたり1TB |
| Box Business | 1,980円(税込・年払い) | 無制限(3人から) |
| Dropbox Standard | 1,500円(年払い) | チーム全体で5TB(3人から) |
税込と税別が混ざって表示されているため、比べるときはどちらかにそろえて計算します。
少人数なら負担は小さく、人が増えるほど料金も増えていきます。
容量で料金が決まる型
国内の法人向けサービスには、人数に関係なく、容量ごとの定額で使えるものがあります。
たとえばDirectCloudの容量プランはユーザー数が無制限で、500GBのスタンダードプランが月額44,000円(税別)です。
社員が多い会社や、取引先にもアカウントを発行したい会社では、人数で増える型より総額を抑えられることがあります。
反対に、数人で使うだけなら、人数で増える型のほうが安く済みます。
法人での選び方は、料金のほかに権限の管理や操作の記録など、安全面の確認も欠かせません。
安全面で確かめたい項目は、オンラインストレージの安全性の記事で説明しています。
月額のほかにかかる費用も確かめる
料金表の月額だけで決めると、使い始めてから想定外の費用が出ることがあります。
契約する前に、次の点を公式ページで確かめておきます。
- 年払いと月払いの差額と、途中で解約したときの扱い
- 容量を超えたときに、上のプランへ移るしかないのか
- 1つのファイルをアップロードできる上限
- 法人向けの最低契約人数
- 日本語のサポートが料金に含まれるか
Boxでは、同じ法人向けでも、1つのファイルの上限がBusinessで5GB、Business Plusで15GBと、プランによって変わります。
動画など大きなファイルを扱うなら、容量だけでなく1ファイルの上限が足りるかも確かめます。
動画を保存する先の選び方は、動画向けオンラインストレージの比較で詳しく扱っています。
写真や動画を受け取るだけなら別の選択肢もある
オンラインストレージを契約する目的が、お客様や参加者から写真や動画を受け取ることなら、大きな容量を持ち続ける必要はないかもしれません。
受け取った写真をダウンロードして手元や既存の保存先に移すなら、受け取る場所は集めている間だけあれば足ります。
保存は今使っているストレージ、受け取りは受け取る機能に絞ったサービスと分けると、契約する容量を増やさずに済みます。

OmoiBoxでは、URLとパスコードを伝えるだけで、相手は会員登録なしにスマートフォンから写真や動画を提出できます。
無料プランでも写真の受け取りを試せるので、ストレージを増やす前に、受け取りの部分だけ切り分けられるかを確かめられます。
\ 受け取りだけ切り分ける /
※無料プランのままでも使い続けられます
オンラインストレージの料金についてよくある質問
年払いと月払いはどちらが得ですか?
1年以上使うことが決まっているなら、年払いのほうが安くなるサービスが多いです。
使い続けるか迷っているうちは、月払いで試してから年払いに切り替えると無駄がありません。
容量が足りなくなったらどうなりますか?
新しいファイルを保存できなくなり、サービスによってはバックアップやメールにも影響します。
いらないファイルを消すか、上のプランに変えて容量を増やします。
家族で使うなら個別に契約したほうが安いですか?
家族で共有できるプランにまとめたほうが、合計が安くなることが多いです。
ただし1人の使いすぎがほかの家族に影響するため、使う量に差がある家族は分け方も確かめます。
料金はこれからも変わりますか?
変わることがあります。
Microsoft 365の法人向けプランは2026年7月に価格が改定されており、契約の更新前には最新の料金を確かめます。
オンラインストレージの料金比較のまとめ
オンラインストレージの料金は、月額だけでなく、1TBあたりの単価に直して比べます。
小さい容量のプランは単価が高い代わりに毎月の負担が軽く、足りなくなったら上げる使い方ができます。
法人向けは、人数で料金が増える型と容量で決まる型があり、使う人数で有利な型が変わります。
月額のほかに、1ファイルの上限や最低契約人数、年払いの条件も確かめておきます。
写真や動画を受け取るのが目的なら、保存と受け取りを分けて、受け取りは必要な機能だけのサービスで済ませる方法もあります。
料金は変わることがあるため、契約する前に各サービスの公式ページで確認してください。


