1回だけファイルを送るなら、容量と保存期間が合う一般的な転送サービスで足ります。
一方で、顧客から写真や動画を続けて受け取る使い方なら、送る機能より、受け取って整理する機能があるサービスを選ぶほうが手間を減らせます。
無料のサービスは、容量・保存期間・パスワードの有無で選びます。
記事のポイント
- ファイル転送サービスは、大きなファイルを1回渡すためのサービス
- 無料のサービスは、容量・保存期間・パスワードの有無で選ぶ
- 仕事で使うなら、会社が認めたサービスか、履歴や承認の機能があるかを確かめる
- 顧客から写真や動画を続けて集めるなら、受け取りと整理の機能で選ぶ
ファイル転送サービスとは
ファイル転送サービスは、ファイルをインターネット上に一時的に預け、発行されたURLから相手にダウンロードしてもらうサービスです。
メールに添付できない大きさのファイルでも、URLを伝えるだけで渡せます。
期限が来るとファイルが消える
預けたファイルは、決めた保存期間を過ぎると自動で削除されます。
渡し終わったファイルがいつまでも残らないため、送りっぱなしによる漏れを防ぎやすい仕組みです。
その反面、相手が期限までにダウンロードしないと受け取れなくなります。
クラウドストレージとの違い
クラウドストレージは、ファイルを置き続けて、複数の人で同じファイルを使うためのサービスです。
ファイル転送サービスは渡すことが目的なので、受け取った相手は自分の手元に保存して使います。
完成したデータを納品する、撮影した動画を渡すといった1回で終わるやり取りには転送サービスが向いています。

無料で使える主なファイル転送サービス
登録なしでも使える無料のサービスは、1回に送れる容量と保存期間で違いがあります。
| サービス | 1回に送れる容量 | 保存期間 |
|---|---|---|
| ギガファイル便 | 1ファイル300GBまで | 最長100日 |
| ギガワタス | 1ファイル333GBまで | 3日〜111日 |
| データ便 | 2GB〜5GB(プランによる) | 1時間〜7日 |
表の内容は2026年9月時点で各サービスの公式ページに案内されているものです。
写真や動画のように容量が大きいファイルを渡すなら、容量に余裕があり、保存期間を長めに選べるサービスが使いやすくなります。
個人の利用でよく使われるギガファイル便は、登録不要で1ファイル300GBまで送れ、最長100日間保存されると案内されています(出典:GigaFile便)。
実際の送り方は、写真をギガファイル便で送る方法で説明しています。
ファイル転送サービスを選ぶときに確かめること
容量と保存期間のほかにも、安全に使うために見ておきたい点があります。
パスワードを付けられるか
URLが別の人に知られると、そのままファイルをダウンロードされるおそれがあります。
ダウンロード用のパスワードを付けられるサービスを選び、パスワードはURLとは別の手段で伝えます。
ダウンロードできる回数を決められるサービスなら、相手が受け取ったあとは開けないようにすることもできます。
パスワードの伝え方は、写真共有をパスワード付きで行う方法で整理しています。
送ったあとに消せるか
宛先を間違えたときに備えて、保存期間より前にファイルを消せるかを確かめておきます。
登録なしで使うサービスでは、アップロードしたときに出る削除用のキーを控えておかないと、あとから消せない場合があります。
ダウンロード画面の広告
無料のサービスは広告で運営されているものが多く、受け取る側のダウンロード画面にも広告が表示されます。
広告の中には本物のダウンロードボタンと見分けにくいものもあるため、取引先に送るときは一言添えておくと親切です。
サービスによっては、有料のプランに入ると相手の画面も広告なしにできます。
運営会社と保存の仕組み
仕事のファイルを預けるなら、運営会社がどこか、預けたファイルが暗号化されて保存されるかを確かめます。
プライバシーマークを取得しているか、ウイルスの検査があるかも、公式ページで案内されていることが多い項目です。
仕事で使う場合の選び方は、法人向けファイル転送サービスの選び方で紹介しています。
仕事で使うなら法人向けのサービスも検討する
会社でファイルを送る場合は、無料のサービスを個人の判断で使う前に、会社のルールを確かめます。
法人向けのファイル転送サービスには、無料のサービスにはない次のような機能があります。
- 送る前に上司が宛先と中身を確かめる承認の機能
- 送ったあとに取り消せる機能
- 誰がいつ送り、誰がダウンロードしたかの履歴
- 接続できる場所や相手を絞る設定
顧客の個人情報や契約書のように漏れると困るファイルを扱うなら、こうした機能のあるサービスを会社として選んでおくと安心です。
顧客とのファイルのやり取りを整える方法は、仕事の写真共有方法で解説しています。
顧客から写真や動画を集めるなら受け取りの機能で選ぶ
ファイル転送サービスは送る側のための仕組みなので、相手から受け取る使い方では手間が増えます。
たとえば顧客に写真や動画を送ってもらうたびに、次のような作業が発生します。
- 顧客ごとに転送サービスの使い方を案内する
- 届いたURLを期限内に開いてダウンロードする
- 案件ごとにファイルを分けて保存し直す
同じような受け取りが毎月のように続くなら、受け取り用の窓口を案件ごとに作れて、届いたファイルがそのまままとまるサービスのほうが向いています。

OmoiBoxでは、案件ごとに受け取り用のURLとパスコードを発行でき、顧客は登録もアプリもなしで写真や動画を提出できます。
届いたファイルは案件ごとにまとまるため、URLを開いて保存し直す作業がいりません。
\ 受け取りが続くなら窓口を /
※写真の回収は無料プランで試せます
ファイル転送サービスについてよくある質問
無料のファイル転送サービスは安全ですか?
通信は暗号化されているものが多いものの、履歴の管理や承認の機能はないことがほとんどです。
個人的なやり取りなら十分使えますが、仕事で使う場合は会社のルールを先に確かめてください。
受け取る側も登録が必要ですか?
多くのサービスでは、受け取る側は登録せずにURLからダウンロードできます。
パスワードが付いている場合は、送った人から聞いたパスワードを入力します。
保存期間が過ぎたファイルは取り戻せますか?
期限が過ぎて削除されたファイルは、基本的に取り戻せません。
送った人の手元にファイルが残っていれば、もう一度アップロードして新しいURLを送ってもらいます。
スマートフォンからでも使えますか?
多くのサービスは、スマートフォンのブラウザからアップロードもダウンロードもできます。
大きなファイルを送るときは、途中で止まらないようにWi-Fiにつなぎ、画面を開いたままにしておきます。
ファイル転送サービスの選び方のまとめ
ファイル転送サービスは、大きなファイルを期限付きで預けて、URLから相手に受け取ってもらうサービスです。
1回だけ送るなら、容量、保存期間、パスワードの有無が合う一般的なサービスで足ります。
仕事で使うなら、会社のルールを確かめ、履歴や承認の機能がある法人向けのサービスも検討します。
顧客から写真や動画を続けて集めるなら、受け取り用の窓口を作れて、届いたファイルがまとまるサービスを選びます。
各サービスの容量や保存期間は変わることがあるため、使う前に公式ページで確認してください。


