写真を限られた人にだけ見せるには、URLを知っているだけでは開けない状態にすることが大切で、そのための手段はパスワードに限りません。
リンクにパスワードをかける、相手のアカウントを指定する、パスコードで入るページを使う、のいずれかを用途に合わせて選びます。
クラウドストレージでは、リンクのパスワードが有料プランの機能になっていることが多くあります。
記事のポイント
- パスワードのないリンクは、URLが転送されると誰でも開ける
- 限定共有の方法はリンクのパスワード、アカウント指定、パスコード付きページの3つ
- クラウドストレージでは、リンクのパスワードが有料プランの機能になっていることが多い
- パスワードが守るのは入口だけなので、機密性が高い写真は安全機能も確かめる
パスワードのない共有リンクはURLだけで開けます
多くの共有リンクは、初期設定のままだとURLを知っている人なら誰でも開ける状態で作られます。
相手がそのURLを別の人へ送ったり、グループに貼ったりすると、その先の人まで写真を見られます。
そこで、URLのほかにもう1つ、開くための条件を足しておきます。
URLで共有する仕組みそのものは、URLで写真を共有する手順で詳しく説明しています。
写真共有でパスワードをかける3つの方法
URLだけでは開けない状態にする方法は、大きく3つあります。
使うサービスによって選べる方法が決まっているので、先に違いを押さえておきます。
リンクにパスワードを設定する
共有リンクを開いたときに、パスワードの入力を求める方法です。
Dropboxでは、共有リンクへのパスワードの追加はProfessionalやStandardなど一部の有料プランの機能として案内されています(出典:Dropbox ヘルプセンター)。
OneDriveでも、リンクのパスワードと有効期限はMicrosoft 365のサブスクライバーだけが使える機能です(出典:Microsoft サポート)。
一方、ギガファイル便のようなファイル転送サービスには、無料でダウンロードパスワードを設定できるものがあります。
写真を渡すだけなら、無料の転送サービスでもパスワードは付けられます。
相手のアカウントを指定して共有する
パスワードの代わりに、見てよい人をアカウントで指定する方法です。
Googleドライブでは、共有リンクにパスワードを付ける項目はなく、一般的なアクセスを「制限付き」にして、相手のGoogleアカウントを個別に追加します。
パスワードを伝える手間がなく、URLが転送されても指定した人以外は開けません。
その代わり、相手にも同じサービスのアカウントが必要になります。
パスコードで入るページを使う
写真を送ってもらう場合は、集める側が受け取り用のページを作り、パスコードで入口を守る方法があります。
相手はURLを開いてパスコードを入れ、写真を選んで送るだけです。
相手にアカウントを作ってもらわずに、入れる人を絞れます。
3つの方法を並べると、次のようになります。
| 方法 | 相手に必要なもの | 向いている場面 |
|---|---|---|
| リンクにパスワード | URLとパスワード | 写真を渡す、納品する |
| アカウントを指定 | 同じサービスのアカウント | 決まった相手と長く共有する |
| パスコード付きページ | URLとパスコード | 複数の人から写真を集める |
渡すならリンクのパスワード、相手が決まっているならアカウント指定、集めるならパスコード付きページが目安です。
OmoiBoxでは、受け取り用の案件ごとに独立したパスコードがかかり、パスコードを知らない人は中の写真を見られないと案内されています。
送る側は登録なしで、URLとパスコードだけで提出できます。
\ URLだけでは開けない窓口 /
※FREEプランでも使えます
パスワード付きで写真を共有する手順
リンクにパスワードをかけて写真を渡す場合の流れです。
設定してから送る、送ったあとは止める、という順番を崩さないようにします。
- 渡す写真だけを選び、位置情報を外しておく
- サービスへアップロードし、共有リンクを作る
- パスワードと有効期限を設定する
- ログインしていない状態で開き、パスワードを求められるか確かめる
- URLとパスワードを別々の方法で相手へ伝える
- 受け取ってもらえたら、共有を止める
4番目を省くと、設定が保存されていないことに気づかないまま送ってしまいます。
ブラウザのシークレットウィンドウで開くと、相手と同じ条件で確かめられます。

6番目も忘れやすい手順です。
相手の受け取りが済んだリンクを残しておくと、パスワードごと広まったときに止める手段がなくなります。
パスワードの決め方と伝え方
パスワードを付けても、推測しやすい文字列や伝え方をすると効き目が薄れます。
写真以外のファイルを送るときのパスワードの付け方は、ファイル共有・転送にパスワードを付ける方法で紹介しています。
推測されにくい文字列にする
誕生日や記念日、名前のように、写真の内容や相手から想像できるものは避けます。
設定できる範囲で長くし、英字と数字を混ぜます。
サービスによって使える文字数や種類が決まっているため、入力欄の案内に合わせます。
また、共有のたびに別のパスワードにしておくと、1つが漏れてもほかの共有には影響しません。
URLとは別の方法で伝える
URLとパスワードを同じメッセージに書くと、転送されたときに両方が一緒に渡ります。
URLをメールで送ったなら、パスワードは電話やメッセージアプリで伝えます。
パスワード付きのZIPファイルをメールで送り、続けて別のメールでパスワードを送る方法も、両方が同じ経路を通るため守りが弱くなります。
機密性が高い写真で確認したい安全機能
顧客から預かった写真や、人に見られたくない写真を扱う場合は、パスワードだけで安心しないようにします。
仕事で顧客の写真を受け取る流れは、仕事の写真共有方法で整理しています。
期限とダウンロードの制限
リンクに有効期限を付けられるかを確認します。
期限が過ぎれば自動で開けなくなるため、止め忘れの備えになります。
見るだけでよい相手には、ダウンロードを許可しない設定があるかも見ておきます。
共有の停止とアクセスの記録
渡したあとでも、自分の操作で共有を止められるかを確かめます。
いつ誰が開いたかを記録できるサービスなら、想定外のアクセスに気づけます。
通信の暗号化と運営元
共有ページのURLが「https」で始まるかを見ると、通信が暗号化されているかが分かります。
保存中のデータをどう守っているかは、各サービスのセキュリティや利用規約のページに書かれています。
運営会社と問い合わせ先がはっきりしているかも、預ける前に確認しておきたい点です。
パスワードが守るのは入口だけで、ダウンロードされたあとの写真や、写真に残った位置情報までは守りません。

入口の鍵と、写真そのものの扱いを分けて考えます。
写真共有のパスワードについてよくある質問
無料でパスワード付きの写真共有はできますか?
できます。
ダウンロードパスワードを設定できるファイル転送サービスや、パスコードで入る受け取りページなら、無料の範囲で使えるものがあります。
相手がパスワードを忘れたときはどうすればいいですか?
最初に伝えたときと同じ、URLとは別の方法で伝え直します。
パスワードが広まったおそれがある場合は、パスワードを変えるか、新しいリンクを作り直します。
パスワードをかければ位置情報も守られますか?
守られません。
パスワードを入れた相手には元のファイルがそのまま届くため、位置情報は共有する前に外しておきます。
スマートフォンの中の写真にロックをかけることはできますか?
端末の機能でできる場合があります。
iPhoneでは「非表示」アルバムをFace IDなどでロックでき、人に端末を貸したときの覗き見を防げます。
パスワードとパスコードに違いはありますか?
写真共有の場面では、どちらも入口で入力を求める文字列という意味で使われています。
呼び方はサービスによって違いますが、決め方と伝え方の注意点は同じです。
写真共有のパスワードのまとめ
パスワードのない共有リンクは、URLが転送されると誰でも開けます。
限定して共有するには、リンクにパスワードをかける、相手のアカウントを指定する、パスコード付きのページを使う、のいずれかを選びます。
パスワードは推測されにくいものにし、URLとは別の方法で伝え、受け取りが済んだら共有を止めます。
機密性が高い写真では、期限、ダウンロードの制限、共有の停止、運営元まで確かめます。
パスワードの機能が使えるプランや料金は変わることがあるため、使う前に各サービスの公式ページで確認してください。


