家族で写真を共有したいと考えたとき、まず何を選べばいいか迷います。
家族の写真共有は、毎日の様子を見せるなら記録型のアルバムアプリ、行事のときに親族から集めるなら回収型のURLが向いています。
祖父母に渡すときは、相手に操作を覚えてもらわない形にします。
記事のポイント
- 毎日見せる用途と、行事で集める用途は別物として考える
- 日々の記録はアルバムアプリ、行事の回収はURL型が向く
- 祖父母に渡すときは、相手に操作を覚えてもらわない形にする
- 写真の背景から生活範囲が分かるため、公開範囲は先に決めておく
家族の写真共有は2つの用途に分かれる
同じ「家族と共有したい」でも、やりたいことは2種類あります。
ひとつは、自分が撮った写真を家族に見せる使い方です。
子どもの毎日を祖父母へ届ける、きょうだいの近況を知らせる、といった場面が当てはまります。
もうひとつは、親族が撮った写真を自分のところへ集める使い方です。
七五三や入園式、法事のように、その場にいた全員がカメラを向ける行事で必要になります。
この2つは向いている仕組みが違うため、1つの方法でまとめようとすると無理が出ます。
まず自分がどちらをやりたいのかを決めてから、手段を選んでください。

たまっていく子どもの写真の整理は、子供の写真整理方法で紹介しています。
毎日の様子を見せるなら記録型
日々の写真を家族に見てもらう用途では、アルバムとして残る形が合います。
撮った写真をまとめて入れておけば、家族はそれぞれの都合のいい時間に見られます。
無料で使える範囲には境目がある
この種のサービスは、無料で始められるものが多くあります。
ただし次の3点で、無料と有料の境目が来ます。
- 動画の長さ
- 元の画質のまま保存できるかどうか
- 子どもごとにアルバムを分けられるかどうか
発表会や運動会のように長い動画を残したくなった時点で、有料が視野に入ります。
逆に、短い動画と写真が中心なら無料のままで足ります。
手段そのものの違いは写真共有アプリを比べた記事で整理しています。
1つのサービスに決めきらなくてもいい
よく知られたアプリが合わない場合もあります。
操作が難しい、家族が使ってくれない、といった理由なら別の方法へ移って構いません。
見せるだけなら、スマートフォンの標準機能やクラウドの共有アルバムでも同じことができます。
ただし、端末のメーカーがそろっていないと参加しにくい仕組みもあります。
家族全員が同じ端末とは限らないため、そこを先に確かめてください。
行事のときに集めるなら回収型
こちらは逆方向です。
自分が見せるのではなく、親族が撮った写真を1か所へ集めます。
行事の写真は、その場にいた人それぞれのスマートフォンに散らばります。
あとから「送って」と個別に頼むと、返事が来ない人が必ず出ます。
集める側が先に受け取り口を用意して、そのURLを配るほうが早く済みます。
親族には年配の方も多く、アプリを入れてもらう形にすると途中で止まります。
URLを開いて写真を選ぶだけで終わる形なら、操作を覚えてもらう必要がありません。
受け取り口の作り方はURLで写真を共有する記事で解説しています。
OmoiBoxでは、行事ごとに別の受け取り口を作れます。
七五三は七五三、入園式は入園式と分けておけば、あとで探す手間も減ります。
\ 親族から集める窓口 /
※相手に登録してもらう必要はありません
祖父母へ渡すときの配慮
ここでつまずく家庭が多くあります。
スマートフォンの操作に不慣れな相手に、新しいアプリを覚えてもらうのは負担が大きいからです。
渡し方は大きく3つあります。
相手がふだん何を使っているかで選んでください。
テレビに映す方法なら、電源を入れて画面を切り替えるだけで見られます。
紙に印刷して送る方法は、機械をまったく使わない相手でも受け取れます。
URLを送る方法は、相手がスマートフォンで写真を見ることに慣れている場合に向きます。
相手に合わせて選ぶことが、続くかどうかを分けます。
こちらが便利だと思う方法を押しつけると、見てもらえないまま終わります。
スマートフォンを使わない祖父母には、設定を済ませたデジタルフォトフレームを置いてもらうと、Wi-Fiで届いた家族の写真を見るだけで楽しめます。
\ 飾るだけで写真が届く /

公開範囲を先に決めておく
家族の写真には、子どもの顔や自宅の様子が写ります。
誰まで見られる状態なのかを、共有を始める前に決めてください。
総務省は、写真に映り込んだものや訪れた店や地域から生活範囲が推測できてしまうという意識を持つ必要があると案内しています(出典:総務省)。
制服やランドセル、近所の風景が写っていれば、そこから行動範囲が分かります。
家族だけが見る場所と、誰でも見られる場所は分けてください。
次の3点を確かめておくと安全です。
- URLを知っていれば誰でも見られる設定になっていないか
- 共有した相手がさらに別の人へ渡せる状態になっていないか
- 自動でアップロードする設定にして、見せたくない写真まで含めていないか
親族の子どもが写っている写真を、その親の了解なく広い範囲へ出すのも避けてください。
保存先は1か所にまとめない
共有と保存は別の作業です。
共有サービスに置いたままでは、保存したことになりません。
サービスの終了や容量の超過、アカウントが使えなくなる事態があり得ます。
写真は次の3か所に分けて持っておくと安全です。
- スマートフォンやパソコンの中
- 外付けの記録機器
- インターネット上のサービス
このうち1つは家の外に置く形にしておくと、火災や水害のときにも残ります。
すべてを同じ場所に置くと、その場所が使えなくなった時点で全部を失います。
子どもの写真は撮り直しができません。
年に一度でいいので、手元へ落として保存する日を決めておいてください。
外付けの記録機器には、スマートフォンやパソコンにつないで写真をまとめて移せるポータブルSSDが使いやすいです。
\ 手元の控えを1台持つ /

家族の写真共有についてよくある質問
祖父母がスマートフォンを持っていなくても共有できますか?
できます。
テレビに映す機器を使う方法や、印刷して郵送する方法があります。
相手が機械を使わない場合は、紙で渡すほうが結果的に喜ばれます。
家族ごとに見せる写真を分けられますか?
分けられる仕組みと、分けられない仕組みがあります。
全員が同じものを見る形だと、片方の家にだけ見せたい写真を入れられません。
分けたい予定があるなら、招待の単位を確認してから始めてください。
動画も一緒に共有したほうがいいですか?
声や動きが残るので、写真だけより伝わります。
ただし長さや容量に制限がある仕組みが多くあります。
発表会のような長い動画を残す予定があるなら、その制限を先に確かめてください。
途中で別の方法に変えても大丈夫ですか?
変えられます。
ただし移る前に、これまでの写真を手元へ落としておいてください。
退会したあとでは取り出せなくなる場合があります。
親族が写真を送ってくれないときはどうしますか?
送る手順が多いことが原因のことがあります。
URLを開くだけで送れる形にすると、返ってくる割合が変わります。
あわせて、いつまでに送ってほしいかを短く伝えてください。
家族の写真共有のまとめ
毎日を見せる用途と、行事で集める用途は分けて考えてください。
日々の記録はアルバムとして残る形、行事の回収はURLで受け取る形が向きます。
祖父母へ渡すときは、相手がふだん使っているものに合わせてください。
写真の背景からも生活範囲は分かるため、公開範囲は始める前に決めておきます。
そして共有したままにせず、年に一度は手元へ保存してください。


