スマホの中に何千枚もたまった写真から、記念日のアルバムに入れる数十枚を選ぶところで手が止まってしまうことがあります。
記念日アルバムは、写真を一か所に集めて大まかに分け、100枚、50枚、30枚と少しずつ絞ってから作り始めると、迷わずに仕上がります。
作り方は、手作りで温かみを出すか、フォトブックで長く残る形にするかを、使える時間と目的で選びます。
記事のポイント
- 写真は一か所に集め、時期や出来事で大まかに分けてから選ぶ
- 表情がよく、その日の話ができる写真を残す
- 手作りは自由に飾れ、フォトブックは丈夫できれいに残せる
- 完成したら、湿気と直射日光を避けて立てて保管する
写真を選ぶ手順
記念日アルバム作りで一番時間がかかるのは、写真を選ぶところです。
- スマホ、パソコン、クラウド、紙の写真を、一か所に集めて量を確かめる
- 年月や旅行、記念日などの出来事ごとに、大まかに分ける
- 使いたい写真を100枚ほど選ぶ
- そこから50枚、30枚と少しずつ絞る
- 最後に、並べる順番を決める
集める段階では一枚ずつ見返さず、量を確かめることに集中すると、思い出に浸って手が止まるのを防げます。
ふたりで一緒に選ぶと、写真を見ながら思い出話ができ、どちらも納得できる一冊になります。

残す写真と外す写真
写真を絞るときは、次のような基準で選ぶと迷いにくくなります。
| 残す写真 | 外す写真 |
|---|---|
| 表情がよくわかる写真 | 暗すぎる写真、ピンぼけの写真 |
| 見るとその日の話ができる写真 | 顔が切れている写真 |
| 季節や場所がわかる写真 | 同じ構図で続けて撮った写真 |
| ふたりがそろって写っている写真 | 人が写っていない風景だけの写真 |
同じ日に撮った似た写真は、一番いい表情の1〜2枚だけを残すと、ページにまとまりが出ます。
スマホの写真の整理のしかたは、写真整理のやり方も参考になります。
手作りアルバムとフォトブックの違い
記念日アルバムは、手作りするか、写真を送って製本してもらうフォトブックにするかで、仕上がりと手間が大きく変わります。
| 比べること | 手作りアルバム | フォトブック |
|---|---|---|
| 仕上がり | 写真の配置や飾りが自由 | 本のようにきれいにそろう |
| 手間 | 写真の印刷と貼り付けが必要 | スマホやパソコンで並べて注文する |
| 届くまで | 作る時間しだい | 注文から1〜2週間ほどかかることが多い |
| 向いている人 | 手書きの言葉や飾りで気持ちを伝えたい | 長くきれいに残したい、時間がない |
記念日に渡したいなら、フォトブックは届くまでの日数を見込んで、2〜3週間前には注文しておくと安心です。
手作りアルバムの作り方
手作りのアルバムは、台紙の種類を選び、写真を貼って、飾りと言葉を添えて仕上げます。
台紙の種類を選ぶ
アルバムの台紙には、主に次の3つの種類があります。
- フリー台紙:粘着のある台紙に写真を貼り、透明なフィルムで覆う。写真が空気に触れにくく、長く残しやすい
- スクラップブック:厚紙に写真を直接貼る。ペンで書き込んだり、飾りを貼ったりしやすい
- ポケット台紙:決まった大きさのポケットに写真を差し込む。手早く整理できるが、飾りを付けにくい
手書きの言葉や飾りをたくさん入れたいなら、黒やクラフト紙の台紙のスクラップブックが向いています。
\ 黒い台紙に思い出を貼る /
飾りと言葉で仕上げる
飾りは、少ない種類をくり返し使うと、ページに統一感が出ます。
- マスキングテープは、柄物ひとつに無地をふたつ合わせる
- シールは、ページの対角に散らすように貼る
- 黒い台紙には、白いペンや金銀のペンで書く
- ページの角を丸く切ったり、写真の縁をギザギザに切ったりする
写真のまわりに余白を残すと、写真が引き立ち、落ち着いた印象になります。
仕掛けで驚きを加える
見開きのページに、ひとつだけ仕掛けを入れると、めくったときの楽しみが増えます。
- 引っ張ると写真が次々にめくれるパラパラの仕掛け
- くるくる回せる観覧車の仕掛け
- 開けると写真が飛び出すハートの箱
すべてのページに仕掛けを入れると見る側が疲れてしまうので、目玉のページだけにし、ほかのページはシンプルにします。
仕掛けの作り方は、プロポーズアルバムの作り方でも紹介しています。
写真をチェキ風に印刷する
写真の下に白い余白があるチェキ風の写真は、余白に日付や一言を書き込めるので、手作りアルバムによく合います。
画像編集アプリで、L判の画像の中にチェキの大きさの写真をふたつ並べたデータを作り、コンビニのプリントで印刷して切り分けると、1枚あたり数十円で作れます。
家で印刷するなら、写真を手軽に印刷できるフォトプリンターがあると、足りない写真をすぐに補えます。
\ 家で写真を印刷する /
フォトブックで作るときの選び方
フォトブックは、表紙の種類と印刷のしかたで、仕上がりと値段が変わります。
- ハードカバー:厚い表紙で丈夫。結婚記念日など、長く残したいアルバムに向く
- ソフトカバー:軽くて値段がおさえられる。気軽な記録や、何冊も作るときに向く
- ページが平らに開く綴じ方なら、見開きいっぱいに写真を大きく使える
写真の色のなめらかさを重視するか、文字のくっきりさを重視するかで、選ぶ印刷のしかたも変わるので、注文する前にサンプルや説明を確かめます。
紙の写真をデータにする
付き合い始めた頃の紙の写真や、子どもの頃の写真をアルバムに入れたいときは、スキャンしてデータにしておくと、手作りにもフォトブックにも使えます。
スマホのスキャン用アプリでも取り込めますが、枚数が多いときは、写真を差し込むだけで読み込めるスキャナーがあると作業が早く進みます。
\ 紙の写真をデータにする /
紙の写真をデータにする手順は、写真整理はデータ化からで紹介しています。
アルバムに添える言葉
アルバムの最初か最後のページに、相手への言葉を書いておくと、何年たっても読み返せる手紙になります。
言葉は、日ごろの感謝、写真にまつわる思い出、これからのことの3つを入れるとまとまります。
表紙やページの余白には、短い英語の言葉を添えるのもおすすめです。
- Happy Anniversary(記念日おめでとう)
- Forever and always(これからも、いつまでも)
- Better together(ふたり一緒がいい)
- 365 days with you(あなたと過ごした365日)
長めの言葉の書き方は、記念日の手紙の書き方と例文で紹介しています。
完成したアルバムを長く残す保管のしかた
キヤノンは、紫外線は写真のプリントにとって有害で、高温多湿を避け、温度や湿度の変化を少なくすることが大切だとしています(出典:キヤノン「プリント講座 プリントの保存」)。
一般的な茶色の段ボールは酸性が強く、プリントが傷みやすいので、長く保管する箱にも気を配ります。
- 押し入れなど湿気がこもる場所は避け、空調のある部屋の棚に置く
- 直射日光や照明の光が当たり続ける場所に置かない
- 平積みにせず、本のように立てて保管する
- 湿気が気になるときは、除湿剤と一緒に箱にしまう
アルバムを重ねて置くと、重みでページや写真がくっついてしまうことがあるので、立てて保管するのが基本です。
記念日の写真を映像にして残すなら
アルバムに入りきらなかった写真や、動画も一緒に残したいときは、映像にまとめる方法もあります。
オーダーメイドでは、出会った頃から今までの写真に、普段は照れくさい感謝の言葉を添えた記念日のムービーを制作しています。
基本料金は15,000円(税込、2026年10月時点)で、写真50枚までの編集と完成前の確認が含まれ、メッセージの修正や写真の並び替えは回数の制限なく頼めます。
相談のときに、上映したい日や用途を伝えると、制作のスケジュールや対応できるかを案内してもらえます。
\ アルバムの写真を映像に /
※相談だけなら申し込みにはなりません
記念日アルバムについてよくある質問
記念日アルバムには写真を何枚くらい入れればいいですか?
30〜50枚ほどに絞ると、1枚ずつの思い出をゆっくり見返せる一冊になります。
多すぎると、ページをめくるだけで終わってしまうことがあります。
手作りアルバムを作るのにどのくらい時間がかかりますか?
写真を選ぶところまで含めると、数日から1週間ほどかかることがあります。
写真選びを早めに済ませておくと、貼る作業は1日でも進められます。
毎年の記念日ごとにアルバムを作るのは大変ではありませんか?
1年に1冊、その年の写真を10〜20枚ほど選んで作ると、続けやすくなります。
記念日の前に、その年の写真をスマホのアルバムにまとめておくと楽になります。
スマホの写真をそのままアルバムに使っても画質は大丈夫ですか?
SNSに載せた縮小版ではなく、元の大きさの写真を使えば、L判の大きさならきれいに印刷できます。
大きく印刷したい写真は、画質の良いものを選びます。
記念日アルバムの作り方のまとめ
記念日アルバムは、写真を一か所に集めて大まかに分け、少しずつ絞ってから作り始めます。
表情がよく、その日の話ができる写真を残し、似た写真は外します。
手作りは自由に飾れ、フォトブックは丈夫できれいに残せるので、時間と目的で選びます。
最初か最後のページに、相手への言葉を書いておくと、読み返せる手紙になります。
完成したら、湿気と直射日光を避けて立てて保管し、記念日のたびに見返してください。


