記念日の手紙は、書き出し・思い出・感謝・これから・締めの5つの順番で書くと、文章が苦手でもまとまります。
思い出は日付や場所、相手の言葉まで具体的に書くと、その人だけに向けた一通になります。
長さは便箋1〜2枚ほどにおさえ、ふだん口では言えない感謝をこめます。
記事のポイント
- 書き出し・思い出・感謝・これから・締めの順で書く
- 思い出は日付や場所、相手の言葉まで具体的に書く
- 不満や比べる言葉は入れず、前向きな言葉で締める
- 下書きしてから清書し、便箋1〜2枚に収める
記念日の手紙とメッセージカードの違い
記念日に添える言葉には、プレゼントに添える短いメッセージカードと、便箋に書く手紙があります。
メッセージカードは一言で気持ちを伝えるもので、手紙はふだん言えない感謝や思い出を、順を追ってじっくり伝えるものです。
手紙はもらった人の手元に残り、何年たっても読み返せるので、付き合って1年や結婚10年のような節目の記念日に向いています。
長さは便箋1〜2枚ほどに収めると、読む側の負担にならず、伝えたいことも絞れます。
プレゼントに添える短い言葉の書き方は、記念日のプレゼントおすすめでも紹介しています。
手紙の基本の構成は5つの流れ
記念日の手紙は、次の5つの順番で書くと、話があちこちに飛ばず、読んだあとに温かい気持ちが残ります。
- 書き出し:呼びかけと、手紙を書いた理由
- 思い出:ふたりで過ごした具体的な出来事
- 感謝:相手にしてもらったことと、好きなところ
- これから:この先も一緒にしたいこと
- 締め:短い一言と自分の名前
5つの流れを決めておくと、書いている途中で言葉に詰まっても、次に何を書けばいいかがわかります。

書き出しは呼びかけと書いた理由
書き出しでは、ふだん呼んでいる名前やあだ名で呼びかけると、手紙を開いた瞬間に親しみが伝わります。
続けて「今日は付き合って2年の記念日だから」のように手紙を書いた理由を一文で添えると、自然に本題へ入れます。
思い出は具体的に書く
思い出は「楽しかったね」で終わらせず、日付や場所、そのとき相手が言った言葉まで書くと、読んだ人の頭に情景が浮かびます。
初めてのデートや一緒に乗り越えた出来事など、ふたりにしかわからない場面を選ぶと、その人だけに向けた手紙になります。
感謝は理由を添えて伝える
「いつもありがとう」に、「仕事で落ち込んでいた日に話を聞いてくれて」のような理由を添えると、感謝が具体的に伝わります。
恋人や夫婦なら、相手の好きなところをひとつ挙げて書くのもおすすめです。
これからのことは具体的な約束に
「これからもよろしく」だけでなく、「来年は一緒に〇〇へ行こう」のように具体的な予定を書くと、未来が楽しみになる手紙になります。
締めは短い一言と名前
締めは「大好きだよ」「これからもよろしくね」のような短い一言にとどめ、最後に自分の名前と日付を書きます。
相手別の書き方と例文
同じ記念日の手紙でも、相手との関係によって言葉の選び方が変わります。
彼氏・彼女への交際記念日の手紙
恋人への手紙は、ふだんの話し方に近いくだけた言葉で書くと、照れくさくても素直な気持ちが伝わります。
付き合い始めた頃の出来事や初デートの思い出を入れ、これからも一緒にいたい気持ちで締めます。
夫・妻への結婚記念日の手紙
夫婦の手紙では、お祝いの言葉のあとに、結婚してからの思い出と日々の暮らしへの感謝を書きます。
家事や仕事、子育てなど、相手がふだん当たり前のようにしてくれていることに触れると、労いの気持ちが伝わります。
両親への結婚記念日の手紙
子どもから両親へ書く手紙は、丁寧な言葉に親しみを混ぜて、育ててくれたことへの感謝を伝えます。
結婚25年の銀婚式や50年の金婚式など、節目の年に家族で食事をする日に渡すのもおすすめです。
手紙の書き出しの例
書き出しで手が止まってしまうときは、次のような一文から始めると書き進めやすくなります。
書き出しが決まれば、あとは5つの流れに沿って思い出と感謝を書き足していくだけです。
敬語とくだけた言い方の使い分け
文化庁の「敬語の指針」も、敬語は決まった場面で決まった形を使うものではなく、相手や場面に応じてその都度選ぶ「自己表現」だとしています。
恋人や夫婦への手紙は「だよ」「ね」のようなくだけた言い方が自然で、両親や義理の家族には「です」「ます」を中心に、親しみのある言葉を少し混ぜると堅苦しくなりません。
手紙の途中で言葉づかいが変わると読みにくくなるので、書き出しで決めた言い方を最後までそろえます。
ユーモアを入れるなら照れ隠し程度にとどめ、相手をからかうような言い方は避けます。
記念日の手紙で避けたいこと
お祝いと感謝を伝える手紙だからこそ、読んだ相手が少しでも嫌な気持ちにならないように気をつけます。
- 「もっと〇〇してほしかった」のような不満や注文
- 元の恋人や友人の恋人と比べる言葉
- 「別れ」「終わり」のような、縁起がよくないと感じる人がいる言葉
- 便箋何枚にもわたる長すぎる文章
つらかった出来事に触れる場合は、「あのとき支えてくれたから乗り越えられた」のように、前向きな言葉に置き換えて書きます。
手紙をきれいに仕上げるコツ
思いが伝わる手紙にするには、言葉だけでなく、読みやすさにも気を配ります。
- いきなり便箋に書かず、スマホやメモに下書きしてから清書する
- 書き終えたら声に出して読み、誤字や同じ言葉の繰り返しがないか確かめる
- 字に自信がなくても、ゆっくり丁寧に書けば気持ちは伝わる
- 便箋とペンは、相手の好きな色や雰囲気に合わせて選ぶ
落ち着いた柄の便箋と封筒のセットなら、恋人にも両親にも使えて、記念日らしい一通に仕上がります。
\ 手書きの一通に仕上げる /
何年も読み返す手紙は消せるボールペンで書かない
記念日の手紙を長く残してもらうなら、こすると消せるボールペンではなく、消えないインクのペンで書きます。
消せるボールペンのインクは熱で色が消えるため、置き場所によっては、読み返したいときに文字が見えなくなります。
60℃以上になると文字が消える
パイロットは、フリクションのインクは60℃以上になると無色になると案内しています(出典:パイロット)。
車の中や暖房器具の近くに置いた手紙は、文字が消えることがあります。
パイロットは証書類や宛名など消えてはいけないものには使わないよう案内しているため、封筒の宛名も消えないペンで書きます。
消えてしまったときに試せること
パイロットは、消えた文字を戻す方法として、紙が濡れないようビニール袋に包んで冷凍室に一晩以上入れる方法を紹介しています。
ただし色が戻る保証はなく、こすって消した文字は元どおりには戻りません。
しまう場所は日の当たらないところに
パイロットは、フリクションのインクもほかのインクと同じように、紫外線に当たると少しずつ色があせると案内しています。
もらった手紙は、窓辺や車の中を避けて、引き出しや箱にしまっておくと文字が長く残ります。
手紙の渡し方
手紙は、渡し方を少し工夫するだけで、読むときの気持ちが変わります。
- プレゼントの箱の中に入れて、開けたときに見つけてもらう
- 食事のあとやデートの帰り際に、「あとで読んで」と手渡す
- 記念日の朝、相手の枕元や洗面台にそっと置いておく
- 離れて暮らしているなら、記念日の当日に届くように郵送する
封筒をシーリングスタンプで閉じておくと、受け取った瞬間から特別な手紙だと伝わります。
\ 封を閉じて特別な一通に /
相手を驚かせる渡し方は、記念日のサプライズアイデアで紹介しています。
手紙の言葉を映像で届けるなら
手紙に書いた思い出の場面を、そのときの写真と一緒に見てもらいたいと思うこともあります。
オーダーメイドでは、出会った頃から今までの写真に、普段は照れくさい感謝の言葉を添えた記念日のムービーを制作しています。
完成前に内容を確かめられ、メッセージの修正や写真の並び替えは回数の制限なく頼めるので、手紙と同じように言葉を納得いくまで整えられます。
相談のときに、上映したい日や用途を伝えると、制作のスケジュールや対応できるかを案内してもらえます。
\ 手紙の言葉を写真と一緒に /
※相談だけなら申し込みにはなりません
記念日の手紙についてよくある質問
記念日の手紙はどのくらいの長さがいいですか?
便箋1〜2枚ほどに収めると、読む側の負担にならず、伝えたいことも絞れます。
書きたいことが多いときは、思い出をひとつかふたつに絞ります。
手書きではなくパソコンで書いてもいいですか?
字に自信がなければ、パソコンで書いて印刷しても気持ちは伝わります。
その場合も、最後の一言と名前だけは手書きにすると温かみが出ます。
照れくさい言葉が書けないときはどうすればいいですか?
「大好き」のような言葉が書きにくければ、「一緒にいると安心する」のように具体的な気持ちに置き換えます。
手紙なら、口では言いにくいことも少しずつ書けます。
毎年手紙を書くと、内容が同じになってしまいませんか?
その1年にあった出来事を中心に書けば、毎年違う手紙になります。
前の年にした約束がかなったかどうかに触れるのもおすすめです。
記念日の手紙の書き方と例文のまとめ
記念日の手紙は、書き出し・思い出・感謝・これから・締めの5つの順番で書きます。
思い出は日付や場所、相手の言葉まで具体的に書くと、その人だけに向けた手紙になります。
恋人や夫婦にはくだけた言葉で、両親には丁寧な言葉に親しみを混ぜて書きます。
不満や比べる言葉は入れず、前向きな言葉で締めます。
下書きしてから清書し、ふだん言えない感謝を一通の手紙にこめて届けてください。


