終活・お葬式・法要

終活の自分史の作り方|年表と写真で人生を家族に残す5つの手順

構成・執筆の一部に生成AIを活用し、内容は筆者が確認・編集したうえで公開しています。

机に開いた手書きの年表ノートと付箋を貼った古い写真

終活の自分史は、生まれてから今までの出来事と、そのとき何を感じ、何を大切にしてきたかを、家族に伝わる物語にまとめたものです。

出来事をすべて書き並べるより、誰に向けて書くかを先に決め、人生の節目と大切な人、伝えたい考え方に絞ると、最後まで書き切れて、家族にも読まれます。

文章を書くのが苦手なら、年表と写真に短い言葉を添えるだけでも、家族が何度も開く自分史になります。

記事のポイント

  • 誰に何を伝えるかを最初に決める
  • 年表を作り、写真に番号を振って並べる
  • なぜ・どう感じた・何を学んだかまで書く
  • 文章だけでなく写真や映像でも残せる

自分史とエンディングノートの違い

自分史はエンディングノートや遺言書と混同されやすいですが、目的と書くことがはっきり違います。

比べること自分史エンディングノート遺言書
目的人生の歩みと思いを家族に伝えるもしものときに家族が手続きで困らないようにする財産の分け方を決める
書くこと年表、出来事、そのときの気持ち、家族への感謝口座、保険、医療や葬儀の希望、連絡先誰に何を渡すか
法律上の効力ないないある(決められた方式で書く)
見直す時期思い出したときに書き足す年に1回ほど財産や家族が変わったとき

市販のエンディングノートにも自分史の欄がありますが、数ページのことが多いので、写真と一緒に詳しく残したいなら、自分史は別に作ります。

エンディングノートと自分史をそろえておくと、家族は、手続きの希望の背景にある考え方まで分かります。

自分史を作る5つの手順

自分史が途中で止まってしまうのは、テーマを決めないまま、幼いころから順に思い出そうとするからです。

  1. 誰に向けて、何のために書くかを決める(子や孫にルーツを伝える、自分の人生を振り返る、など)
  2. アルバム、日記、手帳、年賀状、卒業文集、賞状など、記憶を呼び起こす資料を集める
  3. 生まれた年から今までの出来事を年表に書き出す
  4. 全体を貫くテーマと、時代ごとに入れる話と省く話を決める
  5. 出来事ごとに、なぜそうしたか、どう感じたか、何を学んだかまで書く
目的を決めて資料を集め年表とテーマを作って書くまでの5つの手順の図
最初に誰に何を伝えるかを決めると、入れる話が選べる

自分の振り返りのためなのか、子や孫に伝えるためなのかで、選ぶ出来事も書き方の調子も変わります。

家族に読んでもらうなら、経歴を並べた自慢話にならないよう、自分の人柄や考え方が伝わる話を選びます。

年表とグラフで人生を見渡す

年表には、大きな転機だけでなく、日々の小さな出来事も、分量の偏りは気にせず思いつくまま書き出します。

物心つく前のことは、親から聞いた話も書いておきます。

選んだ写真に通し番号を書いた付箋を貼り、年表の同じ年の欄にその番号を書いておくと、あとで文章を書くときも、映像にするときも、写真と出来事がすぐにつながります。

写真の裏に貼る付箋は、粘着の強いものを選ぶと、仕分けの途中ではがれ落ちません。

年表と一緒に、横に年齢、縦に気持ちの充実度をとったグラフを描くと、落ち込んだ時期と、そこからどう立ち直ったかが一目で分かります。

年齢を横に気持ちの充実度を縦にとり人生の浮き沈みを描いたグラフ
落ち込んだ時期と立ち直り方に、その人らしさが表れる

書くときの5つの要素

出来事を「いつ、どこで、何をした」だけで書くと、年表と変わらない平らな文章になります。

  • なぜそれを選んだのか、始めたのか、やめたのか
  • そのとき、どう動いたか
  • 何を感じ、何を考えていたか
  • 家族や周りにどんな影響があったか
  • その経験から何を学び、そのあと何が変わったか

失敗や挫折の話は、つらい出来事そのものより、何を学んでどう変わったかまで書くと、家族が困難にぶつかったときの支えになります。

思い出を引き出す質問

文章を一から組み立てるのが難しければ、質問に一つずつ答えていくと、自分史の骨組みができます。

時期答えてみる質問の例
幼いころ住んでいた家や町の様子は? 好きだった遊びは? 親や祖父母から教わったことは?
学生のころ夢中になった部活や習い事は? 始めた理由とやめた理由は? 大きな失敗や挫折は?
仕事と家庭仕事をどう選び、何に苦労した? 配偶者との出会いは? 子育てで大切にしたことは?
好きなもの影響を受けた本や映画、音楽、恩師は? 毎日の習慣や好きな食べ物は?
これから過去の自分に伝えたいことは? 家族に伝えておきたいことは?

家族や昔の友人に「私はどんな子どもだった?」「私が変わったと思うのはいつ?」と尋ねると、自分では忘れていた話が出てきます。

質問が印刷された書き込み式のノートを使えば、空欄を埋めていくだけで、思い出が少しずつ形になります。

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写真で残す自分史

文字がぎっしり並ぶ自分史は、家族でも読み返す機会が少なくなりがちですが、写真を多く入れ、短い出来事や感謝の言葉を添えた自分史は、孫の世代まで繰り返し開かれます。

写真は、家中から集めたあと、紙のまま残す写真、データにする写真、手放す写真に分け、残す写真を年代ごとや出来事ごとに並べます。

着物や道具、実家の柱の傷、庭の花のように、場所を取っていても捨てられない物は、手放す前に写真に撮り、「住まいと暮らし」の章にするのもひとつの方法です。

写真の選び方と、写真に添える一言の書き方は、終活で残す写真の選び方で紹介しています。

台紙に貼って横に手書きできるアルバムなら、年表の年ごとに写真を並べて、そのまま1冊の自分史にできます。

動画で残す自分史

話し方の癖や声の調子、笑ったときの表情は、文字や写真だけでは残せませんが、映像なら残せます。

  • スライドショー:写真を年代順に並べ、曲と短い字幕を添える
  • ビデオレター:カメラに向かって、家族一人ひとりに感謝を語る
  • インタビュー:家族などの聞き手が質問し、半生を語ってもらう

昔のビデオテープや8ミリフィルムがあれば、先にダビングしてデータにしておくと、映像の材料に加えられます。

撮る前に年表に写真の番号を書いて、どの時代を何分で見せるかを決めておくと、あとで直す手間が減ります。

語りかけの撮り方や構成の組み方は、終活の動画の作り方で紹介しています。

家族が聞き手になるとき

親の自分史を家族が手伝うときは、本人に作る気持ちがあるかを先に確かめます。

つらい記憶を思い出すのが負担な人や、自分の過去を形にされたくない人もいるからです。

  • 同じ場所、同じ時間帯に続けて話を聞く
  • お茶やお菓子を用意して、くつろげる雰囲気にする
  • 記憶違いがあっても否定や訂正をせず、最後まで聞く

写真を見ながら昔を語ることは、気持ちの安定や意欲に良い影響があると報告されていて、高齢者のケアにも取り入れられています。

写真の入った自分史は、介護施設に入るときに職員に見てもらうと、本人の人柄や、行動の背景にある昔の習慣を知ってもらう助けになります。

完成した自分史の残し方

冊子にした自分史は、家族の人数分を作っておくと、それぞれの家で見返せます。

データにした自分史や写真は、パソコンだけでなく外付けのSSDにも同じものを入れ、2か所以上に置きます。

外付けのSSDやUSBメモリは、何年も電源を入れないとデータが消えることがあるので、ときどき中身を確かめ、長く残すものは保存用の光ディスクにも書き込みます。

冊子とデータの置き場所は、エンディングノートに書き、信頼できる家族に伝えておきます。

自分史を自分の言葉で映像にするなら

年表と写真、そこに添えた言葉がそろえば、そのまま映像の自分史にできます。

オーダーメイドでは、ご自身のお葬式で上映するために生前に準備するムービーを、写真と言葉をもとに作る終活・お葬式・法要のムービーを制作しています。

基本料金は15,000円(税込、2026年10月時点)で、写真50枚までの編集と完成前の確認が含まれ、コメントの修正や写真の並び替えは回数の制限なく頼めます。

年表に番号を書いた写真から50枚ほどを選び、それぞれに一言を添えて渡せば、その順番で映像にまとまります。

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※相談のあとで頼むか決められます

終活の自分史についてよくある質問

自分史は何から書き始めればよいですか?

誰に向けて書くかを決めたら、資料を集めて年表を作るところから始めます。

自分史に法律上の効力はありますか?

ないので、財産の分け方を決めたいときは、決められた方式で遺言書を書きます。

文章を書くのが苦手でも自分史は作れますか?

質問に答える形のノートや、写真に短い言葉を添えるアルバム、映像の形なら、長い文章を書かずに作れます。

自分史はどれくらいの分量にすればよいですか?

決まりはなく、伝えたいテーマに合う出来事を選び、大切な時期を厚くして、そうでない時期は短くします。

終活の自分史の作り方のまとめ

終活の自分史は、誰に何を伝えるかを決め、資料を集めて年表を作るところから始めます。

写真に番号を振って年表とつなぎ、入れる話と省く話を選びます。

出来事ごとに、なぜそうしたか、どう感じたか、何を学んだかまで書くと、家族の心に残る物語になります。

文章が苦手なら写真や映像で形にし、完成した自分史は2か所に残して、置き場所を家族に伝えてください。

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ORDERMADE(オーダーメイド)は、プロポーズ・記念日・誕生日・還暦・長寿祝い・結婚式・終活・お葬式・法要など、大切な節目に寄り添うオーダーメイドムービーを制作しています。 写真や動画を使った思い出の残し方、サプライズやプレゼントのアイデア、ムービー制作に役立つ情報を中心に発信しています。また、写真・動画・ファイル共有サービス「OmoiBox」に関する情報も紹介しています。

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