長寿祝いの手作りプレゼントは、出来の良さより、写真や孫の手形、手書きの言葉で家族の思い出が伝わる物を選ぶと喜ばれます。
小さな孫がいるなら手形や似顔絵、写真がたくさんあるならアルバムや開くと写真が飛び出す箱、作る時間が取れないなら孫の絵や写真を実用品に入れて作ってもらう方法と、作る人の年齢と時間で選ぶと迷いません。
古希の紫や米寿の黄色など、祝いの色を台紙やリボンに少し入れると、手作りでも節目らしい贈り物になります。
記事のポイント
- 出来より、思い出が伝わる物を選ぶ
- 孫の年齢と、かけられる時間で作る物を決める
- 祝いの色は、台紙やリボンに少し入れる
- 長く残すなら、写真を傷めにくい材料と保管で
作る人と時間で選ぶ
手作りのプレゼントは、誰が作るか、どれだけ時間をかけられるかで、向いている物が変わります。
| 作る物 | 作れる年齢の目安 | かかる時間の目安 |
|---|---|---|
| 手形・足形のアート | 0歳から(親が手伝う) | 1〜2時間 |
| 手作りのアルバム | 4歳ごろから一緒に | 3〜4時間 |
| 似顔絵 | 5歳ごろから | 2〜3時間 |
| 折り紙の花束 | 5歳ごろから | 2〜3時間 |
| 開くと写真が飛び出す箱 | 大人が中心 | 半日ほど |
| 指のスタンプで作る木 | 祝いの席で家族全員 | 当日の数分ずつ |
孫が小さいうちは手形のように「その年の大きさ」が残る物、大きくなったら似顔絵や手紙のように「その子らしさ」が出る物を選ぶと、年ごとに違う贈り物になります。
祝う年齢と祝いの色は、長寿祝いは何をする?の早見表で確かめられます。
写真を使ったアルバムと仕掛け
写真と言葉を組み合わせた手作りのアルバムは、受け取った人が何度も開いて見返せる、長寿祝いの定番の手作りです。
アルバムをきれいに仕上げる手順
アルバムは、次の順に作ると、初めてでも散らからずに仕上がります。
- ページごとに使う色を決める(祝いの色と、白やベージュなどの落ち着いた色)
- 背景の紙など大きな物から貼り、シールなど小さな飾りはあとにする
- 写真は最後に貼り、先にすべてのページに仮置きしてスマホで撮っておく
- 言葉は「いつもありがとう」のように短く、大きく、太い字で書く
- 飾りや写真を詰めすぎず、ページに余白を残す
若い頃の写真と今の写真、孫が小さかった頃と今の写真を同じ見開きに並べると、過ぎた年月がひと目で伝わります。
\ 写真と言葉を1冊にまとめる /
開くと写真が飛び出す箱
ふたを開けると四方の面が外へ倒れて、中から写真が飛び出す箱は、祝いの席で開けたときに歓声が上がる手作りです。
- 24cm四方の画用紙に、8cm四方のマスが縦横3つずつ並ぶよう折り目をつける
- 四隅のマスをハートなどの形に切る
- 中央と四方の面に、少し小さく切った色画用紙と写真を貼る
- 四方の面を立てて箱の形にし、ふたをかぶせる

箱の中に紙で作ったばねを付けた小さな写真立てを入れると、ふたを開けたときに写真が立ち上がりますが、ふたが閉まるかを先に確かめます。
四方の面に、10cm×8cmほどの紙を1.5cmずつずらして重ね、表に写真、めくった裏に思い出の言葉を書くと、1枚ずつめくりながら読める仕掛けになります。
孫と一緒に作る物
孫が作った物は、上手かどうかより、その年の孫の手や字が残ることが祖父母にとっての宝物になります。
手形と足形のアート
手形や足形は赤ちゃんでも取れるので、親が手伝って画用紙に押し、2〜3歳になったら手形に絵を描き足して動物や花にすると、親子で作る楽しさも加わります。
祖父母の手形を一緒に押して並べると、三世代の手の大きさが1枚に残ります。
似顔絵と折り紙
5歳ごろになると顔の特徴をとらえられるようになるので、祖父母の似顔絵を描いてもらいます。
似顔絵は、耳を顔の真ん中より少し下に描くと、全体の形が落ち着いて、やさしい表情に見えます。
折り紙で花を折って束ねる花束は、ワイヤーで手を傷つけないよう、束ねるところは大人が手伝います。
孫の絵や言葉を何ページか集めて綴じると、めくって読める1冊の絵本になります。
\ 孫の絵を1冊の絵本に /
指のスタンプで作る木
枝だけを描いた木の台紙を用意し、集まった家族が指にスタンプのインクを付けて押し、その横に名前を書くと、指の跡が葉や実になって1本の木が完成します。
指にインクを付けるのが苦手な人には、葉の形のシールに名前を書いて貼ってもらう方法を用意しておきます。
押し方を書いた紙と、完成した見本を台紙の横に置いておくと、初めての人も迷わずに参加できます。
作るのが難しいときの頼み方
作る時間が取れないときや、孫がまだ小さいときは、孫の絵や写真を送って品物に入れてもらう方法もあります。
- 孫が描いた絵を刻んだタンブラーやキーホルダー
- 家族の写真を入れたマグカップ
- 孫の絵をそのまま刺しゅうしたハンカチタオル
- 孫の写真を入れた眼鏡ケース
写真を送るときは、フラッシュを使わず自然な明るさで撮った写真で、顔の周りに余白がある物を選ぶと、きれいに仕上がります。
孫が書いた一言の添え方は、祖父母への長寿祝いメッセージで紹介しています。
手作りの感謝状
照れくさくて普段は言えない感謝を、賞状の形にして贈る手作りの感謝状は、読み上げて渡すと祝いの席が和みます。
感謝状では、お祝いに区切りをつけないという考えから句読点を使わず、文の切れ目は改行に、文の中の区切りは1字分の空白にします。
頭の文字をつなげると「ありがとう」や祖父母の名前になる文や、祖父母と孫が笑顔でいることを約束する「契約書」の形にすると、読んだ人の笑いも誘えます。
読み上げたあとの感謝状は、立てて置ける台に入れると、居間に飾っておけます。
\ 感謝状を居間に飾る /
長く残すための材料と保管
手作りのアルバムや写真立ては、作ったときだけでなく、10年、20年あとも色あせずに見返せるように材料を選びます。
- 液体ののりは紙が波打つので、写真や厚い紙は両面テープで貼る
- 位置を決める前の仮止めは、はがせるマスキングテープで
- 写真に直接触れる紙とのりは、酸を含まない物を選ぶ
- 飾るなら、光を通しにくい加工のアクリルの写真立てに入れる
仕上がったアルバムは、直射日光や蛍光灯の真下を避け、部屋の奥の棚に立てて置くと、色あせと湿気を防げます。
避けたい物と言葉
手作りでも、長寿祝いで避けたい品物は既製品と同じです。
| 避けたい物 | 理由 | 代わりの手作り |
|---|---|---|
| 櫛 | 「苦」「死」を思わせる | 孫の写真を入れたキーホルダー |
| 靴や靴下 | 目上の人を踏む意味になる | 写真入りのマグカップやコースター |
| 白無地のハンカチ | 「手巾(てぎれ)」が縁を切ることを思わせる | 孫の絵を刺しゅうしたハンカチタオル |
| 杖や老眼鏡 | 老いを意識させる | 写真入りの眼鏡ケース |
| 体調がすぐれない人への鉢植え | 「根付く」が「寝付く」を思わせる | 折り紙や紙の花の花束 |
手作りのカードや感謝状にも、「衰える」「倒れる」「終わる」など、老いや別れを思わせる言葉は使わないようにします。
手作りの写真を映像にして贈るなら
アルバムや箱に入りきらなかった写真や、遠くに住む家族の声も、手作りの贈り物と一緒に映像にすると、祝いの席でみんなで見られます。
オーダーメイドでは、若い頃から今までの写真に、家族からのコメントやメッセージを入れた還暦・長寿祝いのムービーを制作しています。
基本料金は15,000円(税込、2026年10月時点)で、写真50枚までの編集と完成前の確認が含まれ、コメントの修正や写真の並び替えは回数の制限なく頼めます。
手作りの品で使った写真をそのまま使えるので、写真の枚数と渡したい日を伝えると、制作の進め方を相談できます。
\ 手作りと映像を一緒に /
※相談だけなら申し込みにはなりません
長寿祝いの手作りプレゼントについてよくある質問
手作りのプレゼントだけで失礼になりませんか?
家族からの手作りの品は、気持ちが伝わる贈り物として喜ばれることが多いです。
物足りなく感じるときは、食事会や好物と組み合わせます。
手作りのプレゼントはいつから準備すればよいですか?
アルバムや箱なら1か月ほど前から写真を集め始めると、慌てずに作れます。
絵が苦手でも似顔絵を描けますか?
髪型を簡単に描き、耳を顔の真ん中より少し下に描くと、苦手でも形がまとまります。
孫が小さくて何も作れないときはどうすればよいですか?
手形や足形を押すだけでも、その年の記念になります。
長寿祝いの手作りプレゼントのまとめ
長寿祝いの手作りプレゼントは、出来より、写真や手形、手書きの言葉で思い出が伝わる物を選びます。
孫の年齢と、かけられる時間で、作る物を決めます。
祝いの色は台紙やリボンに少し入れ、写真を傷めにくい材料で作って長く残します。
家族で作った贈り物を手に、長寿の節目を祝ってください。


