両親への還暦プレゼントは、2人で一緒に使える物か、2人で出かける時間を贈ると、還暦を迎えていない方の親も一緒に楽しめます。
予算は兄弟姉妹で出し合うなら1人10,000〜30,000円ほどで、全体で20,000〜50,000円ほどがひとつの目安です。
贈り物の定番に並ぶ夫婦のペアの物は、遠慮したいと答える60歳も2割ほどいるので、家で使う物かどうかを確かめてから選びます。
記事のポイント
- 2人で使える物か、2人で出かける時間を贈る
- ペアの物は、外で使うおそろいより家で使う器や酒器にする
- 片方だけが還暦のときは、本人への品と2人で楽しむ時間を分ける
- 兄弟姉妹で、主役にする贈り物と1人あたりの上限を先に決める
両親には2人で楽しめる物を贈る
両親へまとめて贈るときは、2人の暮らしの中で一緒に使う場面がある物を選ぶと、どちらか一方だけの贈り物になりません。
| 贈り方 | 向いている両親 | 確かめること |
|---|---|---|
| 2人で行く旅行 | 外出が好きで、日程を合わせやすい | 仕事の休み、行きたい場所、宿までの交通費 |
| 家族そろっての食事会 | 子や孫と会う機会が少ない | 移動の負担、店の個室や段差 |
| 2人で使う器や酒器 | 晩酌や食事の時間を大事にしている | 食器棚の空き、好きな色や素材 |
| 家で過ごす時間の物 | 家でくつろぐ時間が長い | 寝具や家電の好み、置き場所 |
旅行や食事会のように形の残らない贈り物には、写真や手紙を添えると、あとから見返せる物も手元に残ります。
1人ずつに選ぶ場合の選び方は、母への還暦プレゼントで紹介しています。
ペアの物を選ぶ前に確かめること
夫婦のペアの物は還暦祝いの定番として売り場に並びますが、60歳を迎える本人には好みが分かれます。
PGF生命が1966年生まれの男女2,000人に聞いた2026年の調査では、遠慮したい還暦祝いのプレゼントとして、夫婦のペアグッズが22.2%、似顔絵やメッセージ入りの置き時計などの記念品が22.5%挙がりました(出典:PGF生命「2026年の還暦人(かんれきびと)に関する調査」)。
- 外で身に着けるおそろいの服や時計は、照れくさく感じる人がいる
- 家の中で使う箸や器、グラスは、2人の目にしか触れないので受け入れられやすい
- 色や柄をそろえず、形だけそろえると、それぞれの好みに合わせられる
- 名前や日付を入れるなら、底や裏など目立たない場所にする
晩酌をする両親には、氷が溶けにくい真空断熱のタンブラーを2つそろえると、毎日の食卓で使ってもらえます。
\ 2人の晩酌をそろいの器で /
片方だけが還暦を迎えるとき
父だけ、母だけが60歳になる年は、還暦の本人への贈り物と、両親2人で楽しむ時間を分けて考えると、どちらかに寂しい思いをさせずに済みます。
- 本人には、還暦の記念になる品を1つ贈る
- 両親2人には、一緒に行く食事や日帰りの旅行を贈る
- 両親の年が近いなら、もう1人の還暦の年に旅行を贈ると約束する
- 年が離れているなら、もう1人の古希などの節目と合わせて家族で祝う

父の還暦の日に母への言葉もひと言添えると、母にとっても家族からの感謝が伝わる日になります。
父だけに贈る物の選び方は、父への還暦プレゼントで紹介しています。
兄弟姉妹で出し合うときの決め方
兄弟姉妹で両親に贈るときは、品物を探す前に、何を主役にするかと1人あたりの上限を決めておくと、あとで金額の感覚がずれません。
- 旅行、食事会、品物のどれを主役にするかを決める
- 1人あたりの上限を伝え合い、全体の予算を決める
- 予約、品物の手配、手紙の取りまとめ、当日の送り迎えの係を分ける
- 主役の贈り物とは別に、添える小さな品や花を決める
家庭の事情で出せる額が違うときは、多く出せない人が予約や送り迎えを受け持つと、負担の差が残りにくくなります。
実の両親と義理の両親が近い時期に還暦を迎えるときは、両家で金額に差をつけないようにしておきます。
旅行を贈るときの注意
旅行は60歳の本人に喜ばれやすい祝い方ですが、日程と交通費の扱いを決めずに贈ると、両親に手間や出費をかけてしまいます。
- 仕事を続けている親も多いので、日程は本人が選べる形にする
- 旅行のカタログギフトは、宿泊のほかに交通費がかかることが多い
- 交通費の分も贈るなら、カタログと一緒に渡すと伝わりやすい
- 旅行券は不足分を足して使えるが、金額が相手に見える
同じ調査では、嬉しい還暦祝いとして一緒に旅行に行くが32.5%、食事会を開くが26.7%で、上位の2つに入っています。
子や孫も一緒に行くなら、宿の予約と移動の手配を子どもの側で引き受けると、両親は当日を楽しむだけで済みます。
遠くに住んでいて当日会えないとき
離れて住んでいて当日に会えないときは、届く日と受け取り方を先に確かめておくと、贈り物が無駄になりません。
- 還暦の前後は両親が出かけていることもあるので、受け取れる日を家族に確かめる
- 花は、花瓶のいらないアレンジメントやプリザーブドフラワーにする
- お店から直送する品は手紙を同封できないことがあるので、手紙は別に郵送する
- 届いた日にビデオ通話をつなぎ、開けるところを一緒に見る
離れて住む両親には、スマホから送った孫や家族の写真がそのまま映るデジタルフォトフレームを贈ると、会えない日にも家族の様子を見てもらえます。
\ 離れた実家に写真が届く /
祝いの日を写真と手紙で残す
食事会の日に家族そろって撮った写真は、あとでアルバムや額に入れて、両親への2つ目の贈り物になります。
- 両親を真ん中に座らせ、子や孫がまわりを囲む
- お酒が入る前の早い時間に集合写真を撮る
- 贈り物を開ける瞬間や、手紙を読む場面も撮っておく
撮る人も一緒に写れるように、スマホを三脚に立ててタイマーで撮ると、家族全員がそろった写真を残せます。
\ 家族全員で両親を囲む /
手紙は、両親2人に宛てて1通にまとめ、2人が築いた家庭への感謝と、これから2人で楽しんでほしいことを書きます。
両親の歩みを映像にして贈るなら
2人の若い頃の写真から今の家族写真までを1本の映像にまとめ、食事会で一緒に見る贈り方もあります。
オーダーメイドでは、両親それぞれの若い頃の写真と家族のメッセージを1本にまとめる還暦・長寿祝いのムービーも制作しています。
基本料金は15,000円(税込、2026年10月時点)で、写真50枚までの編集と完成前の確認が含まれ、コメントの修正や写真の並び替えは回数の制限なく頼めます。
上映したい日と、そろっている写真の量を伝えると、制作の進め方と間に合うかを案内してもらえます。
\ 2人の60年を家族の映像で /
※相談だけなら申し込みにはなりません
両親への還暦プレゼントについてよくある質問
両親2人に別々のプレゼントを贈るべきですか?
片方だけが還暦の年は、本人への品と、2人で楽しむ時間を分けると気持ちよく受け取ってもらえます。
2人とも同じ年に還暦なら、2人で使う物や旅行を1つ贈る形で十分です。
両親へのプレゼントに現金を渡してもいいですか?
家族の間なら、旅行や食事に使ってほしいと目的を伝えて渡すと喜ばれます。
現金だけにせず、花やお菓子と手紙を添えます。
夫婦箸やペアのグラスは還暦祝いに向いていますか?
家で使うペアの器は、2人の目にしか触れないので受け入れられやすい贈り物です。
名前を入れるなら、底や裏など目立たない場所にします。
義理の両親にも同じ金額を贈るべきですか?
実の両親と義理の両親が近い時期に還暦を迎えるなら、金額をそろえておくと両家の間で気まずくなりません。
品物は、それぞれの両親の暮らしに合わせて変えてかまいません。
両親への還暦プレゼント選びのまとめ
両親への還暦プレゼントは、2人で使える物か、2人で出かける時間を選びます。
ペアの物は、外で使うおそろいより、家で使う器や酒器にします。
片方だけが還暦の年は、本人への品と2人で楽しむ時間を分けます。
兄弟姉妹で主役と上限を先に決めて、両親の60歳を祝ってください。


